カメラバッグを新たに買い足しました。これは撮影目的以外で外出するときに大げさでなくカメラを持っていくための一番小さいバッグです。
一番小さいバッグといいつつ、少し大きくなりました。というのは、最近持っているカメラとレンズが少し大きくなってきたからです。
最初に買ったパナソニックのLUMIX GF1からGX7までと比べてその後のオリンパス OM-D E-M1、パナソニック LUMIX DMC-GX8は少し大きくなった上にオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROが少し大きい。
そのため今まで使っていたFoxfireのショルダーバッグが小さくなってしまいました。カメラが入らない。このバッグはショルダーストラップのバッグへの接続部分がねじれ防止のために回るようになっています。ここがすり減って抜けてしまいました。ごまかしつつ使えるようにはしてあります。
そういうことで新たにバッグを買ったのですがこのショルダーストラップが以前より細いため今まで使っていたhüfaのキャップクリップがベルトから外れて落ちてしまうようになりました。
そこで取り付けるストラップの幅が細い用のエツミの「hüfa フーファ キャップクリップS」を買って付けてみました。
新しいバッグのショルダーストラップの幅は実測で約25 mmでした。
そこで「キャップクリップS」を買ったところぴったりでした。
なぜベルトが細すぎるとhüfa キャップクリップが落ちるのか
hüfa キャップクリップはベルトをベルト通しの中に入れるためにベルト通しの端の部分が切れています。この切れている部分からベルトをベルト通しに入れ、最後に少し無理にベルトを曲げて切れ目からベルト通しに押し込んで完全にベルト全体を入れ、切れ目の上にベルトを乗せます。
ベルトを無理に曲げてベルト通しの切れ目から押し込むので、ベルトがベルト通しの切れ目の上にまたがって広がります。これでベルトがベルト通しの切れ目から抜けだしてしまうことがないわけです。
ベルトがある程度細いと、ベルトが偏ってベルト通しの切れ目をまたがなくなります。ここから逆方向へ滑ってベルト通しの切れ目の反対側へ動くときにこの切れ目からベルトが外へ出て行ってしまうことがあるわけです。その結果hüfa キャップクリップがベルトから落ちてしまうのです。
この「ベルトがベルト通しの切れ目から外へ出て行ってしまう」状態が、上に掲げた「キャップクリップ」(いわば無印版)の写真です。
どんな幅のベルトに使えるのか
今まで、カタログに「適合するベルト・ストラップ幅」が記載さていることに気づきませんでした。
適合するベルト・ストラップ幅(mm) | |
---|---|
キャップクリップS | 20 ~ 25 |
キャップクリップ | 35 ~ 40 |
キャップクリップV | 35 ~ 40 |
ベルトの幅が約25 mmだったので「hüfa キャップクリップS」がぴったりなのがわかります。
この表をみるとベルト幅26 mm 〜 34 mmは適合するモデルがないことがわかります。このサイズのモデルがないということは世の中のストラップにはこの幅のものがない(珍しい)のでしょうか?もしかして世の中のストラップってミリ単位で勝手に作られているのではなくde factoがあるのでしょうか?
この製品の外形をみるとクリップの部分は全く同じ(見た目も、適合レンズキャップの直径のスペック上も)なので、単にベルト通しとなる土台部分の設計だけ変えればバリエーションは簡単に作れそうに見えます。
本家の英語サイト(すごく遅いです)をみるとこのような精密なスペックは載っていません。日本代理店であるエツミがこのようなデータを要求したか、実測したようです。
適合ストラップ幅 | 適合レンズキャップ(mm) | ||
---|---|---|---|
(インチ) | 換算値(mm) | ||
キャップクリップS | 1 | 25.4 | 46 ~ 67 |
キャップクリップ | 1.5 | 38.1 | (記載なし) |
キャップクリップV | 1.5 | 38.1 | 非常に大きいサイズ (Optimal for larger lens cap sizes!) |
適合ストラップ幅がインチで考えられていたことで、二つの適合ストラップ幅が0.5インチ = 12.7 mm、従って約10 mmの間が空いていた理由がわかりました。アメリカのストラップは0.5インチか1/4インチ刻みになりそうですが、日本の場合どうでしょうか。
レンズキャップの直径も最大67 mmを考えていて、キャップクリップVでもっと大きい物と言うのも戸惑うところです。私の使用例では「キャップクリップ」でオリンパスの40-150mmやパナソニックの100-300mmの⌀67 mmを使ったことがありますが特に問題ありません。
「キャップクリップS」と「キャップクリップV」の特徴
初代である「キャップクリップ」(無印)は、ベルト通しとキャップの抜き差しの方向の関係からもベルト幅が細すぎる場合にベルトが「逃げ出し」易くなっています。
「キャップクリップS」と「キャップクリップV」はベルト通しとキャップ抜き差しの方向を90度変えてあります。(「キャップクリップS」ではこの向きにしないと土台がクリップの長さをカバー出来ないと言う純技術的な問題からだと思います。)
このクリップ部分の90度変更は実際に使う際キャップをクリップが下から挟み込む形になり、キャップが重力で下にずり落ちてクリップから脱落しにくくなっています。小さくて薄いキャップ(オリンパスの⌀37 mmとか)がちょっと心配なので、これで少し気が楽になります。
ただし、初代「キャップクリップ」を使って今まで落ちたことはありません。
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