2014年5月11日日曜日

シグマ MACRO 105mm F2.8 EX DG 購入 (上)

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F 2.8 / 1/2000秒 / ISO 200 / EV補正 ±0 / 105mm

マイクロフォーサーズのマクロレンズは

です。

フォーサーズでも

です。

梅や桜、花壇の中などにはこれでは短くてとどきません。

以前、フォーサーズでシグマが色々レンズを出していました。これらは他のマウントについては後継機種が出ているのですが、フォーサーズは出ていません。

そのなかにMACRO 105mm F2.8 EX DGと言う105mmのマクロレンズがあります。中古を探していたらヤフオクに出てきたので落札しました。即決値段でした。

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シグマ MACRO 105mm F2.8 EX DG + オリンパス OM-D E-M1

ヤフオクはモノが見られず色々あるので、場合によってはシグマに持って行って内部清掃分解整備してもらおうと思っていました。まだシグマはこのレンズの修理を受け付けています。届いたレンズをみてみるとオークション写真よりずっときれい。写真に撮るとフォーカスリングのゴムが白っぽくなっているのが強調されたりします。 またこのレンズ、鏡筒が独特なマット仕上げなのですがこれが写真に写るとホコリがついているように見えるのです。

レンズ内部を覗いてみるとホコリもほとんどない。ただひとつ、少し大きいホコリなのかカビなのかよくわからない環状のものがみえました。 これがカビだとやっかいなので土曜日(5月10日)にすかさずシグマのサービス窓口へ持って行ってみました。

シグマのサービス窓口(本社)はちょっと都心から離れているせいか誰も来ていませんでした。 ここでわざわざ個室でお茶まで出されて症状をきかれました。で、担当の方がレンズをみて「これはホコリですね」と。「これくらいなら写りに影響ないでしょうし、清掃しないままでいいんじゃないでしょうか(お金を使わないでいいんじゃないでしょうか)」と言われました。シグマの人にお墨付きを頂いたので清掃せずに持ち帰り。

カタログ、雑誌のシグママクロレンズの特集記事(を冊子に作りなおしたもの)、さらにシグマロゴ入りのクリーニングクロスまでいただき、こっちが恐縮至極。

戻って少し使ってみると、さっきの丸いホコリが見当たりません。動いてどっかに行ってしまったようです。

P5107431
F 2.8 / 1/5000秒 / ISO 200 / EV補正 ±0 / 105mm
P5107444
F 2.8 / 1/800秒 / ISO 800 / EV補正 ±0 / 105mm
P5107457
F 2.8 / 1/250秒 / ISO 500 / EV補正 ±0 / 105mm

シグマ独特のデュアルフォーカス(DF)システムによって、フォーカスリングがスライド出来て、AFとMFが切り替えられることや、AF/MFスイッチがある、LIMITスイッチがあるなどで、少しいじったのですが動作が今ひとつわかりませんでした。 そこでシグマの人に、ダメもとで「マニュアルはありますか?」ときいたところ、なんと「PDFにスキャンしたものがあるのでそれの印刷を差し上げます」とただでくれました。

このマニュアルをみると、フォーサーズのことに触れていません。シグマのサイトのInternet Archiveをみると、末期にフォーサーズ版だけがなくなり、そのあとこの製品が終了しているので、マニュアルはこのフォーサーズだけがなくなった時点のものかもしれません。

E-M1は、フォーサーズレンズについては「拡大モード」中のAFが出来ません。さらにこのシグマレンズでは「MFアシスト」(フォーカスリングを回すと拡大モードになってMFになる)が出来ませんでした。

DFシステムは、オリンパスの「スナップショット・フォーカス」そっくりですが、ちょっと使い方がややっこしく、AF/MFスイッチはMFに、フォーカス・リングはMFにスライドさせる、でMF出来るようになります。 ボディー側でMFにしただけや、AF/MFスイッチをAF側にしたままですとフォーカスリングがものすごく重たい。どうもモーターとつながっているようです。マニュアルの他マウントの注意に「フォーカスのモーターに負荷がかかります」とあるので、レンズ自体がこういう構造のようです。

AF/MFをAFにして、フォーカスリングをMFにすると、AFするようですがうまく合わないことが多い感じがします。なによりフォーカスリングが回るので手で持っているとフォーカスのモーターに負荷をかけてしまいます。

フォーカス・リミットスイッチもマニュアルが無かったらわかりませんでした。このスイッチはユニークで約40cmをリミットにするのですが、レンズが40cmより近いところにいるときにLIMITにすると最短撮影距離(31.3cm)〜40cmに制限、40cmより遠いところにいるときにLIMITにすると40cm〜無限遠という動作をします。 MFにして距離指標を見ながら焦点を動かしてからLIMITにすると確実です。

ここまでの写真は手持ち撮影。AF-C+TRに「連写H」です。AWB。

以下は三脚で、AF-C+TR、単写、AWB。F 2.8の開放と、二段絞ったF 5.6で撮り比べですが…EV補正を動かしてしまいました。

P5117470
F 2.8 / 1/6400秒 / ISO 200 / EV補正 ±0 / 105mm
P5117463
F 5.6 / 1/1250秒 / ISO 200 / EV補正 +1/3EV / 105mm

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