オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroは最大撮影倍率が0.52倍です。 センサーサイズが小さいので、画面上の倍率は等倍(1倍)相当なのでこれでもいいのですが、フォーサーズ、マイクロフォーサーズの他のマクロレンズはみな最大撮影倍率が等倍です。
50mmマクロのカタログをみていると「エクステンションチューブ EX-25を使うとほぼ等倍になります」と書かれています。このためにエクステンションチューブが用意されているのか…と。しかもこの製品よくみると防塵防滴。 50mmマクロが防塵防滴なので、それに合わせてあるわけでしょう。
ここで思い出したのが、以前買ったケンコー・トキナー 「デジタル接写リングセット マイクロフォーサーズ用」です。このセット、10mmと16mmと結構長いのです。最長の設定は26mmとなります。
それではたと思ったのが「EX-25」の25って25mmってことじゃないか?と。まあしかし、ケンコー・トキナーの製品はマイクロフォーサーズ用なので、フォーサーズ用であるEX-25を意識するのも変ですが。 今のところマイクロフォーサーズのマクロレンズは全て最大撮影倍率が等倍ですからマクロレンズの倍率を稼ぐ必要はありません。
フォーサーズアダプターを付けたフォーサーズのレンズに対して、ケンコー・トキナーのデジタル接写リングは使えるのか?と試してみることにしました。
50mmマクロにフォーサーズアダプター、接写リングを付けるとこんな感じ。撮影に使ったレンズの焦点距離が短かったので(25mm)、写りが軽く樽型になってしまいました。ちょっと撮影台の設置が悪くて後ろに下がれなかったのでした。
この構成でオリンパス OM-D E-M1につけてみたところ、問題なく動作。 デジタル接写リングが電子的にもきちんと動作しないと撮影がうまく行きません。EXIFもちゃんと入っているので通信がちゃんと行われたと考えられます。
AFもしますが、元々接写リングをつけるとAFはあまりうまくいきません。ですのでほとんどMF(せいぜいAF+MF)でピント合わせとなりました。ピントが合う範囲は狭くなっていますし、被写界深度も浅いです。E-M1のフォーカスピーキングは非常に控えめなのであまりわかりやすくありませんでした。
E-M1でフォーサーズレンズを使った場合、拡大モードではAFしません。ですからピントを追い込むにはMFアシストか、拡大モード中にMFするかになります。
デジタル接写リング有り無しで約1.5倍になっているように見えます。なのでデジタル接写リングをつけても等倍までは行かない感じです。ただ接写リング有りの時きっちり最短撮影距離まで寄ってないのでデジタル接写リングを付けた際の最大撮影倍率はもう少し等倍に近いのではないかと思います。結構雑なテストですいません。
EX-25は防塵防滴ですので50mmマクロ(とE-M1やE-M5などの防塵防滴ボディー)とベストマッチですがフォーサーズ専用です。ケンコー・トキナーのデジタル接写リングセットは防塵防滴ではないですが、フォーサーズアダプターを介してフォーサーズレンズにも使えます。 長さの調節も出来ますし(10mm、16mm、26mm)まさに接写リングです。どちらがいいか。使い方次第ですね。
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