桜: ケンコー・トキナー Reflex 300mm F6.3 MF Macro
4月5日(土)桜を撮りに適当に近場へ出かけました。桜の満開は週の半ばだったので少し散りはじめ。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroとケンコー・トキナー Reflex 300mm F6.3 MF Macroを持って行きました。
マイクロフォーサーズもレンズはそれなりにそろっていると思いますが、望遠マクロがない。桜や梅は上の方に咲いているので、60mmマクロではちょっときびしいです。 去年はパナソニック LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 APSH./POWER O.I.S.で撮ってみましたが、解像度がやや甘いような。
といいつつ、解像度的には不利なトキナーのミラーレンズを持ちだしてみました。このレンズ、Macroとあるように最短撮影距離(80cm)で倍率1:2のハーフマクロになります。
三脚を持って行かなくてちょっと後悔しました。しかし、今回はオリンパス OM-D E-M1で位相差AFが加味された「C-AF(C-AF+TR)」と、もう一つ「連写H」を使って手持ちで撮ってみるのが目的でした。
とはいえ、トキナーのレンズはMFなので「C-AF+TR」が効きませんから、やはり三脚、せめて一脚があったほうがよかったです。
そこを「連写H」で補って撮ってみました。
桜: ケンコー・トキナー Reflex 300mm F6.3 MF Macro
このトキナーのミラーレンズはMF、固定Fですが電子接点がついていてボディーと通信しています。このためボディー内手ぶれ補正用焦点距離は他のマイクロフォーサーズ、フォーサーズレンズ同様に自動設定されます。またJPEGやRAWにEXIFが記録されます。ここらへんは大変便利です。
ボディー内手ぶれ補正は非常によく効き、手持ちでもファインダー画像は安定していてMFのピント合わせもかなり確実に出来ます。
このレンズには癖があり、オリンパス OM-D E-M5やパナソニック LUMIX DMC-GX1ではMFアシストが不規則にオンオフし、事実上使い物になりません。 この問題はオリンパス OM-D E-M1やパナソニック LUMIX DMC-GX7では直っています。
しかしMFレンズなので、粗くピント合わせする段階からMFアシストが動作してしまい画面が拡大されるのでどこを見ているのかわからなくなるし、被写界深度が浅いのと相まってピントリングをどっちに回せばピントがあうのかもよくわからないので、このレンズの場合はMFアシストはオフにしてしまったほうが使いやすいです。 ピントの追い込みはボタン操作での拡大モードに入って行えばいいと思います。
接点なしレンズの場合はボディーと通信しないので元々MFアシストが作動しませんので、手動で拡大モードを使うことになります。現状だとこのトキナーのミラーレンズだけがMFなのに電子接点付きということでちょっと設定にコツが必要です。
そう書いておきながら、自分が撮影していた時はMFアシストを切ることを思いつかず、ピント合わせに悪戦苦闘しながら撮影していました。
被写界深度が浅いのでピントを追い込んだら体をわずかに前後に動かしてピント合わせし、連写するというかたちで「当たり」を探すかたちになりました。
このトキナーのレンズはMF、F固定、超望遠、ミラーレンズ特有の画質と使いどころが限られるでしょうが、私は花マクロを撮るとほんわり温かく撮れるので、結構好きなレンズです。
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