2014年3月29日土曜日

続・オリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980

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オリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980

明日香 石舞台古墳

3月15日に奈良へ行った際に、オリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)石舞台古墳を中心に使ってみました。

2台目のカメラとして持っていったパナソニック LUMIX DMC-GX7に本当にボディーキャップとしてつけて持っていきました。GX7にレンズをつけないことで、カバンの中でコンパクトになりますから。 これをOM-D E-M1に付け替えて撮ってみました。

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石舞台古墳の内部: Samyang 7.5mm F3.5 UMC FISH-EYE MFTで撮影

石舞台古墳の内部は長方形の空間です。今まで魚眼レンズは広がりの感じが実感に近いと言ってきましたが、今回の場合は違っていて、実感とちょっと違ってしまってます。素直に広角レンズで撮ったほうが実感に近かったんじゃないか?と思いました。魚眼レンズでみると奥行きがあまりないようにみえてますが、実際はそんなことはありません。

いずれにせよ、Samyangの対角180°の魚眼レンズで撮ると、入口部分の天井近くにプロジェクターとコンテンツ再生用のPCが置いてある櫓の板や真横に立っている人(画面右にわずかに腕と持っているカメラが写っている)まで写ります。

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オリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980

1/3s F8.0 ISO 1600 ±0EV

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Samyang 7.5mm F3.5 UMC FISH-EYE MFT

1/10s F3.5 ISO 800 ±0EV

比較といいながら、撮る時立っている位置が同じではないので、画角の違いを見比べることはできなかったりします。素人ですみませんでした。いつものように、頭がカーっとなってプロジェクションマッピングを撮ることで頭いっぱいでした。冷静に比較用作例を撮ろうとか思いませんでした。 観客が写っている、写ってないは画角の違いではなく撮った時が全然違うので本当に観客がいないだけです。

ボディーキャップレンズはFが固定なので、ISOを下げるために、シャッタースピードを結構下げました。F8.0はかなり暗いので、石室内の撮影はノイズだらけだろうと予想していましたが、ISO 1600で結構見られる画が撮れたと思いました。もちろん等倍鑑賞とかするとノイズリダクションによって石の表面のザラザラがなくなっていたりします。

ノイズリダクションの差もあるのでしょうが、Samyangの方が解像度があるように見えます。ただ、これだけお手軽な「レンズ」でこれだけ撮れればそれで十分かもしれません。 真剣に魚眼レンズを極めたいならもちろん、Samyangやパナソニック LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5だと思います。

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オリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980

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オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

フィッシュアイボディーキャップレンズと、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0との比較です。ここでも立っている位置とかは、全然意識してません(同じところだったかどうかすら覚えてない)。 撮った時にいい感じになるように撮ったら、それぞれこんな画になりますという写真。

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オリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980

明日香 川原寺跡

フィッシュアイボディーキャップレンズを逆光で使うと、さすがにこんな感じで赤くなってしまいます。フレアでしょうか。こういう弱点はSamyangではないです。ただSamyangの方が周辺減光が激しい感じもしますが画角が広いですので広い分だけ減光が目立っているだけなのかもしれません。

この逆光で赤くなってしまうのは、一つ上の石舞台古墳の写真でも少しでています。12mmで撮ったものにはそれが現れてないので、二つの写真で色が違っています。また冒頭の写真は正反対から撮っているので完全な順光です。これは赤っぽくなっていませんので、逆光が原因だと言えます。

ここらへんは、「ボディーキャップ」の限界ということでしょう。逆光で撮るというのはそんなに多いケースではないでしょうし、現像で色を補正するという手もあるでしょう。値段が安いですからそれくらいの手間(工夫)をかけてもいいでしょう。 それが手間と考えるならそれなりに魚眼レンズをよく使うということでしょうから、Samyangがパナソニックを買うというのが見合うのではないでしょうか。

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