2014年3月26日水曜日

オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD で動体撮影 - OM-D E-M1

P3155649

200mm F3.5 1/4000s ISO 200 +2/3EV A優先

ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

オリンパス OM-D E-M1

奈良公園 片岡梅林 2014年3月15日(土)

3月15日に奈良へ行って、鹿寄せを撮りました。

鹿寄せは、鹿が走ってくるところを撮るのですが、近づけないので大体150mm〜300mm(マイクロフォーサーズの実焦点距離で)が必要です。 オリンパス OM-D E-M1で、フォーサーズレンズを位相差AF出来るようになったので、オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDをレンタルして使ってみました。

C-AFの打率がどうだったか、というとよくわかりません。動きものを撮るのは、私はこの鹿寄せだけなので経験が足りません。ただ打率そのものはあんまり高くありません、もっとバンバンピントが合っているかと思ったらそうでもありませんでした。あと、最後になってばっちりピントがあっていたのですが、これが何が理由かは不明です。

  • 最後だったのは、E-M1の位相差AFの学習機能が効果を現したから?
  • 焦点距離が123mm辺りとこの時最も短かった。焦点距離がある点より短くなるとピント精度が上がる?
  • 単なる偶然

動きものの他に、梅の花も撮ってみました。梅は樹の上の方に咲いていたので、200mmで狙いました。仕様では最大倍率0.21倍なので、フォーサーズ、マイクロフォーサーズのレンズとしては、マクロに相当しないのですが、35mm換算だと0.42倍に相当しハーフマクロより若干小さい状態です。

梅は、当初手持ちで撮っていました。手持ちで200mmでも、手ぶれ補正のおかげでファインダーできっちり狙えました。天気がよかったのでシャッタースピードも高かったので写真が手ぶれしなかったのは、シャッタースピードなのか手ぶれ補正なのかはやや不明ですが。

フォーサーズのレンズは軽いとはいえ、このレンズを上に向けて使っていたらレンズを支えている左手が疲れてきて、手ぶれするようになってきたので、後半は一脚に載せています。また、鹿寄せは一脚に載せています。

花マクロ

P3165888

200mm F3.5 1/320s ISO 320 -1/3EV A優先

ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

P3165897

200mm F3.5 SS 1/640s ISO 200 ±0EV A優先

ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

P3155588

60mm F5.6 1/1250s ISO 200 -1/3EV A優先

参考: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

P3155606

60mm F5.6 1/500s ISO 200 ±0EV A優先

参考: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro / F5.6 A優先

オリンパス OM-D E-M1

奈良公園 片岡梅林 2014年3月15日(土)、16日(日)

そもそも梅の位置が高いので(特に片岡梅林はやたら剪定されちゃっている: 鹿がかじって傷がつくのを避けようとしているのかな?)、参考として撮った60mmマクロの写真のようになってしまいます。花が小さいか、幹に咲いている花しか撮れない。

50-200mmを使うと、自由にアップで撮れます。手ぶれ補正が効いてるのでファインダー画像はよくとまってます。このレンズは三脚座がついているので一脚を使えばぐっと安定します。そもそもレンズの重さを手で支える必要がなくなり非常に楽になります。一脚の役割はそこにあります。

一発勝負である鹿寄せの撮影の事で頭がいっぱいだったので、鹿寄せ用の設定をいじらないようにという意識(恐怖感)が強くて絞りを開放にしたままでした。そのためか、少し解像度が甘いように感じます。元々望遠なので被写界深度は浅くなっていますし、下から見上げているので背景は空なのですから、絞ってしまってよかったのでした。60mmマクロではF5.6に絞っています。 ですから、両者は比較にならないです。素人ですいません。

50-200mmは、ちょっと暖かい感じの写りでいい感じに思いました。マイクロフォーサーズの60mmマクロがクールで、撮り方によっては平板になる感じ。元々50-200mmはマクロレンズではないですし、比較するような関係ではないですが。

鹿寄せ(動きもの)

P3165938

137mm F3.5 SS 1/1000s ISO 1000 S優先

P3165949

123mm F3.5 SS 1/1000s ISO 500 S優先

ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

オリンパス OM-D E-M1 C-AF グループターゲット

奈良公園 飛火野とびひの 2014年3月16日(日)

鹿寄せは一発勝負な上に、写真のことはよくわからない一般人、写真に興味が無い一般人(写真は撮らず、観覧したいだけの人)がいて、これらの人が写り込まないように最後の瞬間まで気を抜けないです。

設定はC-AF、ゾーンターゲット、S優先で1/1000sにしました。過去の例で1/500sでもよさそうでしたが、ピントがちゃんと合ってないのでぶれてるのかピンぼけなのかはっきりしませんでした。そこで、ペット撮影サイトを参考に、1/1000sにしてみました。このレンズは明るいので1/1000sにしてもISOがあまり上がらないのも1/1000sを選んだ(選べた)理由です。 マイクロフォーサーズの望遠はF5.6くらいのものばかりで暗いので、ISOが上がってしまい鹿の毛のモフモフ感がノイズリダクションでのっぺりになってきてしまってシャッタースピードが上げられないのでした。すると被写体ブレしてきてしまいます。

毎回、撮った後で反省するのですが、写真の構図としてはもうちょっと引いて周囲を入れて「森から飛び出してくる様子」がわかるように撮るべきでした。けど、現場に行くと、少しでもアップで鹿を大きく撮りたいという強迫観念が出てしまい…

森のなかは結構暗く、データを見ても分かるように1段位ISOが上がってしまいます。またこの結果をみると、森の場合グループターゲットにすると背景の樹にピントが引きずられてしまう感じがします。シングルターゲットにして、ぴったり鹿の顔を狙うほうが打率が上がったのかもしれません。

一方森から出てきてからは、背景の樹との距離が十分あるので、ここでは今回のようにグループターゲットにして群れのどこかに合うようにしておくほうが無難かもしれません。しかし思った鹿にピントが合わない(グループのどこかに勝手に合わせられてしまう)ので、ここでもシングルターゲットで流し撮り風にして一匹を狙うべきなのかもしれません。 去年まで、マイクロフォーサーズのレンズ(オリンパスの75-300mmやパナソニックの45-175mm)で撮っていましたが、シングルターゲットではうまくピントが合わない印象があります。しかし今回E-M1はC-AFで位相差AFを取り入れているのでピント追従性能が上がっているかもしれません。シングルターゲットでもうまくピントを合わせ続けられるかもしれません。

東京から奈良へ来て、毎朝一回だけの鹿寄せでは中々撮影結果を見て修正というサイクルがつくれません。ホテルでiPadで写真をみてもなんとなく感覚が違いピントの反省会は出来ません(構図の反省会は出来ますが)。都内でドッグラン的なところで練習をしないといけない気がしてきました。

参考として、動いていない鹿を撮った写真:

P3165930

200mm F3.5 SS 1/800s ISO 200 A優先

ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

オリンパス OM-D E-M1

奈良公園 飛火野とびひの 2014年3月16日(日)

奈良の鹿は野生で、誰も飼ったり餌やりなどの面倒をみたりしていません。結構勘違いされていて、牧場みたいに放し飼いにしていると思っている人が多いようです。「奈良の鹿愛護会」に、鹿のしつけが悪いと苦情の電話をしたり、もっとちゃんとかわいがれと注文をつけてきたりする人がいるそうです。

奈良の鹿はある程度人に慣れていますが、やはりカメラをもって近づくと自然な感じでは無くなってしまいます。鹿せんべいをくれるのかな?という期待もあるようです。なので、200mm〜300mm(マイクロフォーサーズの実焦点距離)で遠くから狙えると自然な感じが撮れます。 が、今度は構図を変えるには大きく動かないといけないので、実質間に合わないので粘って待って撮ることになります。

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