2013年10月8日火曜日

パナソニック LUMIX GX7 高感度ノイズ(高ISO)

P1020176

ISO 1600 (NR±0)

東大寺大仏殿 盧舎那仏坐像るしゃなぶつ ざぞう

奈良へ行ってきて、GX7の実戦テスト。といっても、素人なのでテストになっていないですが、実写例程度にはなっているとは思います。今回も設定は

  • 「フォトスタイル」は「風景」
  • JPEG撮って出し(Aperture未対応)
  • コントラスト、シャープネス、彩度、NRは±0
    (テストによる当該項目値の比較の場合を除く)
  • iDレンジコントロールはオフ、超解像はオフ
  • 注釈がない場合は手持ち撮影(三脚禁止の場所が多い)

です。

P1020177

ISO 320

東大寺大仏殿 盧舎那仏坐像るしゃなぶつ ざぞう

レンズはパナソニック LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.。従って手ぶれ補正はボディー内手ぶれ補正となります。

なぜISO 200ではなく320なのか…思い出せません。A優先、ISO autoで撮ったらこうなったのかもしれません。

このあとISO 3200のテストはするので、ここでは1600がどの程度使えるのかということで大仏殿入口で大仏を撮ってみた、ということです。扉から射す光が当たっている部分と影の部分のコントラストがある上に仏像本体が暗い色という特徴があります。

ISO 1600はなかなかノイズがすくないし、NR±0でもディテールがよく残っているように思います。1600は十分使える範囲に考えます。

ISO設定の違いによるノイズ

P1020180

ISO 3200

P1020181

ISO 1600

P1020182

ISO 800

P1020183

ISO 400

P1020184

ISO 200

東大寺大仏殿 虚空蔵菩薩こくうぞう ぼさつ

ここではISOの違いによる写りを見ています。振り返ってみると、なぜ6400とか12800を撮らなかったのかと。今までのイメージでISO 6400は使いものにならないという印象があり、3200でどこまでいけるのか?ということばかりを気にしていました。

こうして撮ってみた結果をみると、3200でも非常にきれいで、これなら6400や12800ではどの程度使い物になるのかを撮っておけばよかったと思います。

NR設定の違いによるノイズとディテール

P1020184

ISO 3200 / NR ±0

P1020190

ISO 3200 / NR -5

P1020191

ISO 1600 / NR ±0

P1020196

ISO 1600 / NR -5

東大寺大仏殿 虚空蔵菩薩こくうぞう ぼさつ

ここでは「フォトスタイル」の中のNR(ノイズリダクション)の設定値の違いによるノイズの消え方とディテールの潰れ具合を見ています。

Flickrには、NRを0から一段ずつマイナスしていって最小の−5までの6枚が入っていますが、比べてみるとあまり変化がないのでここでは0と−5だけを載せてみました。

NRを減らしてもあまりディテールに変化がない、つまりNR0の時のディテールの残り具合が結構よいように思います。一方でノイズもNR −5と最弱にしても結構少ないです。

よくみると、明るいところではディテールがよく残っている一方、暗いところでは少しディテールが潰れたりしているのでノイズ処理を明るさに応じて変えていることが推測できます。それにしてもディテールがあまり潰れないのは好感します。

「新2次元ノイズリダクション」と「新マルチプロセスNR」の効果でしょうか。

これなら、NR0で使っていてもいいともいえますし、NR-5で使ってノイズを感じたらRAWを使ってノイズ処理をすればいいともいえます。悩むところです。

他の印象をいくつか述べると(続くエントリーで実写例を出す予定)

「フォトスタイル」=「風景」はなかなかよい印象なのですが、仏像を撮ってみると少し派手目かな?とも思いました。風景を撮ると全然違和感はないのですが。彩度辺りを−1とか少し控えめにしておくとバランスがいいのかもしれません。虚空蔵菩薩の足元にある台の青が少し鮮やか過ぎる感じがします。

またAWBの傾向なのか「フォトスタイル」=「風景」の傾向なのか、暗部のホワイトバランスが青っぽくなりすぎる傾向があります。明るい部分ではそうでもないので全体のWBがずれているというわけではないようです。燈籠や大仏の蓮華座が青く写っていますが実際はもっと埃っぽい緑です。

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