2013年10月27日日曜日

パナソニック LUMIX GM 操作感 @パナソニックセンター東京

DMC-GM1(パナソニック・サイトから)

お台場(国際展示場駅前)のパナソニックセンター東京に、 先週末(2013年10月18日)からGM1の展示がされました魚拓)。 パナソニックセンター東京のホームページ上では週が明けてから告知されたので、先週末に見に行った人は少ないはずです。

ファームウエアはβでしょうが、動作する実機が一台。色はシルバー。シルバーのハンドグリップが装着されていました。他にケースに入って触れない状態(おそらくモックでは?)で残り三色が展示されていました。

毎度のことですが、パナソニックセンター東京は館内全域撮影禁止。コーナー説明員の方にGM1本体のみのアップの写真だけでも撮れないか?と訊きましたが、ダメということで、今回は写真は一切なし。

データも持ち帰れませんでした。これはβ機だからか、方針なのかは不明ですが。

全体の印象

公式写真でみるオレンジ・モデルの革っぽい、いい感じは実物でも同様。

ブラックとシルバーのボディー部分の黒は細かいテクスチャー(絞り)が入っています。この部分は写真ではほとんど写ってないところです。実物はこのテクスチャーが見えるので写真よりぐっと高級感が出ます。

軍艦部のダイヤル、スイッチ類もかっちりしていてやすっぽさがない。おそらくこれらは金属の削り出しパーツでしょう。

背面のボタン、ダイヤル/十字キーもしっかりしています。十字キーがペコペコしていたりすることはありませんで、少し小さ目で押しづらいですが、スイッチがしっかりしているので意外と確実に押せます。

ユニークな形のハンドグリップは絶妙。この棒一本が出ていることで、大きくグリップ感が増しています。デザイン上も面白いアクセントになっていますし。 GX1のグリップが小さいようでいて絶妙な効果があったのが印象的ですが、 LUMIXチームにはこういうトリッキーなグリップを絶妙にうまく作れる人がいるようです。

電子水準器付き

これはちょっと驚いたのですが、GM1は電子水準器がついていました。WiFi機能もついていますし(NFCは無し)、センサーとエンジンがGX7と同じというだけでなく、色々なところで妥協がない感じでこれに非常に好感。

シャッター音

これは失敗したことですが、シャッターの音がほとんどしないので、電子先幕シャッターとはこういうものかと思っていました。

帰ってきてちょっと調べてみると、シャッターは、auto、メカ、電子の設定が出来るようで、どうも誰かが「電子」に設定していた気配。サイレントモードで電子シャッターになるGX7で試してみたところそっくりな音がしました。この音はどうもシャッターではなく、絞りが開放から実絞りへ絞り込まれる音ではないか?

ここ、説明員の方の前で「シャッターの音小さいですねえ」と仕切りと感心していたのですから「それは電子シャッターモードですよ」と言ってくれてもよかったのに、と思うので、多分説明員も設定で切り替わることを知らないのではないか?

シャッターの音をやたら気にする人がカメラ分野では少なくないので、シャッター音は客の注目ポイントなんだということをパナソニックセンター東京の説明員の方もぜひ理解しておいてほしいと思います。

私も、販売店でいじる場合はまず設定リセットをかけるようにしているのですが(誰がどういじったかわからないので。特に全然カメラを知らない素人客がとにかくメニューを適当にいじってみるというのと、悪意のあるおそらく他社関連の偽客が、変な設定にしていってしまうことが少なくないので)、 今回、ショールームということもあって、つい忘れてしまいました。というか、とにかく、撮影でもなんでも「これをやるんだ!」とはっきりした目的を持って臨むと必ず思考の視野がものすごく狭くなっていて「やるんだ!」と思ったことだけをやってしまい、 一歩引いて「やろうとしていることの環境は整っているのか?」「視点を変えて違うことをしてみると(そんなF値にしないよと決めつけないで、とか)もっといい結果や新しい知見が得られるのではないか?」という考えが出てきません。

せっかく、後幕しかないシャッターの音を聞いてみるチャンスだったのをみすみす逃してしまいました。

標準ズームレンズ 12-32mm

パナで沈胴式は事実上の初。電動ズームの14-42mmも沈胴式でしたが、電動なので自動で伸び縮みしました。今回は手動式。

同じく沈胴式なオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6と違い、ロックボタン無し。その代わり沈胴位置にかなりかっちりしたクリック感があるようになっています。

ズームする際に回す滑らかさも非常にいい感じ。トルクはやや重めで、金属の鏡筒の触感と合わせて、上質感があります。

鏡筒を伸ばした場合の鏡筒のぐらつきのような感触が全くなく非常にかっちりした感じ。

鏡筒が二段に細くなっていくデザインがいいバランスになっていて、変に長く伸びた感じがしないのも好感です。

写りについてはまだ実物が発売していませんし、今回データ持ち帰り禁止でもあるので、公表されているMTFをみるしかありません。写り以外の点では標準ズームレンズとはいえないほどのいいつくりなので、買いな感じ。 今までのLUMIX G 20mm/F1.7 Ⅱ ASPH. パンケーキをある程度置き換えられる存在。

この12-32mmを装着し、LUMIX G 20mm/F1.7 Ⅱ ASPH.を持って歩くでも非常にコンパクト。そこにオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.8を加えても大変コンパクトでしょう。


ということで、公式サイトや、各種ニュース/情報サイトで見た通りの好印象でした。あとは、実写を待つばかりです。

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