2013年9月15日日曜日

パナソニック LUMIX GX7 テスト(下)

P1000192

ISO 3200

P1000193

ISO 1600

銀座通り、手持ち

高ISO(ノイズ)

高ISOでは、オリンパスのE-M5と大きな差はない感じです。以前のLUMIXからみれば随分よくなっていて、ISO 3200でもそれなりに使えると思います。私ならISO 1600ならほぼ問題なし。

設定は、工場出荷時に対して

  • 「フォトスタイル」は「風景」で、NRは±0

です。

ボディー内手ぶれ補正

P1000212

SS 1/15秒 OK

P1000211

SS 1/8秒 OK

P1000210

SS 1/4秒 NG

GX7 ボディー内手ぶれ補正
手持ち、M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.8。銀座通り

今回新規でLUMIXに入ったボディー内手ぶれ補正を試してみました。手ぶれさせるのが目的なのでややルーズに構えて撮っています。

あまり親切な提示ではなくてすみません(100%等倍サイズの切り出しを用意すればみやすかったと思いますが)。 クリックしてFlickrサイトへ飛び、マウス右クリックでオリジナルサイズ(=等倍)を選んでみてください。画面左の交通標識辺りで見比べるのがわかりやすい。

SSが1/8秒で止まったのは、たまたまかもしれません。1/15秒で止める実力はあると言えるのではないでしょうか。

比較のためにオリンパスのE-M5でも撮ってみました。

P9144363

SS 1/15秒 OK

P9144364

SS 1/8秒 NG

比較: オリンパス E-M5 ボディー内手ぶれ補正
手持ち、M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.8。銀座通り

意外なことにE-M5の方がSSが1/8秒で手ぶれが出ています。E-M5とGX7の差は「5軸補正」か「2軸補正」かというところが大きく、同じ軸ではそんなに補正能力に差はないのかもしれません。

ただしGX7のグリップはE-M5よりはるかに握りやすく、構えてレリーズを押す時の安定感がかなり違います。手ぶれ補正の強弱とは別にグリップの良さでGX7の方が手ぶれが元々少ないのかもしれません。

UI

背面モニター、LVFでのUIは相変わらず使いやすい。2ダイヤル方式に変わりましたが、後ろダイヤル(親指ダイヤル)での「押すと『切り替え/決定』」は依然として残っていて初期設定ではGF1、GX1同様に親指ダイヤルだけで全部やれる設定になっています。

これでも困りませんが、E-M5の2ダイヤルと揃える感じにするために、設定で前ダイヤル(人指し指: レリーズの周囲)でEV補正するようにカスタマイズしました。

しかし、E-M5は

  • 前ダイヤルが右寄り(人指し指に近い)
  • 後ろダイヤルが左より(親指から遠い)

のに対してGX7は

  • 前ダイヤルが左より(人指し指から遠い: レリーズの場所)
  • 後ろダイヤルが右寄り(親指に近い)

と、ダイヤルを触るときの指の伸ばし方が逆で、迷っています。いずれ慣れるのか、設定を変えてE-M5と前後ダイヤルの役割を逆にして指の運びを同じにしたほうがしっくりくるのか、しばらく様子見です。

UIで唯一「失敗作」と思う部分は、背面モニターの表示内容を、オリンパスの「スーパーコンパネ」に相当する「モニター撮影情報画面」モードにした時にQ.menuボタンでQ.menuが出ないことです。この画面モードでQ.menuを押すと画面内の項目が選択されます。 しかしQ.menuはこの「モニター撮影情報画面」に出てない項目を登録可能です。これを呼び出すことが出来ません。ここは絶対にfirmware updateで直すべき点だと思います。

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