2013年9月16日月曜日

続・パナソニック LUMIX GX7 テスト

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中野サンモール商店街

(フォトスタイル: 風景)

中野駅前のフジヤカメラが「GX7 タッチ&トライ」(魚拓)を8月14日(土)、15日(日)に企画。 15日に写真家の上田晃司先生がトークショーをするというので、台風の余波で晴れたり降ったりの中、中野駅へ。

「荻窪カメラのさくらや」でも同じ企画をやっていたようで、中央線沿いのカメラ店でパナソニックと上田先生が掛け持ちで導入イベントをしたようです。パナソニックの人もアテンドしていました。

上田先生は今回GX7の公式サイトで作例を撮っている

昨日の「秋葉原ガード下」の写真でノイズっぽいものが出た件が、iDレンジコントロールと絡むのか、追試の撮影もしつつ、トークショーの質問コーナーでもここらへんの設定の考え方を上田先生に質問してみました。

iDレンジコントロール

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iDレンジコントロール: auto

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iDレンジコントロール: オフ

中野サンモール商店街アーケード

設定は「フォトスタイル」が「風景」となっているのは全編通して共通です。

上の二つの写真で、アーケードの左右にある軒のところを見ると、iDレンジコントロール: autoの方が明るくなっています。LUMIXのiDレンジコントロールは暗部を持ち上げる方式。

Flickrへ飛んで、右クリックでオリジナルサイズを選んで、太陽の形を模した店名の看板のエッジのところをみると、iDレンジコントロール: autoではノイズが乗ってます。しかしオフの方では乗っていません。やはりiDレンジコントロールが暗部を持ち上げているのが原因のようです。

そこで上田先生に質問してみたところ、先生は基本iDレンジコントロールはオフ。コントラストを和らげて軟調な写真にしたい場合や、日陰になっている部分を潰したくない場合に弱か中にするといわれ、もっている写真をいくつか見せて説明していただけました。

ちなみに、以前恵比寿でやった「デビューイベント」で、森脇先生はiDレンジコントロール: autoを勧めていたことを書きました。

上記の写真と、二人の先生の話を自分なりに考えてみると、iDレンジコントロールは、明暗がかなり極端な場所で使う(暗いところが極端に暗い写りにならないように仕上げたい時)。いつでも入れっぱなしというのはよくない。

超解像

そこでさらに「超解像」についてもどの設定がいいか?と質問したところ、上田先生はこれも通常オフ。エッジのシャープネスが効き過ぎるので使わない。森のような細かいものがあるときに弱か中にするとしゃっきりするので使うことがある。強と拡張は差がわからない。

パナソニックの公式の作例の上田先生のドイツのページの先頭の川の写真で、樹の葉をくっきりさせるために「超解像」をオンにしているそうです。

この二つの質問をして思ったことは、これらの設定って撮影に合わせてしょっちゅう変えるものなんだ、ということ。コンピューターの「システム設定」って、一度自分に合わせた設定にしたら通常変えませんよね?私はカメラのこういう設定もそういうものだと思っていたのですが、 「仕上がりが変わるのなら、シーンに合わせて積極的に変える」という考え方をするのか、というのが一番ひらめいたことでした。

空/雲のあるシーン

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新宿 モード学園コクーンタワー

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新宿駅西口ロータリー

空に雲がある場合、E-M5に比べると雲がやや平板になる感じ。RAWデータは今現在はApertureが対応してないので(ヘッダーを書き換えて、他機種だとごまかす手がありますが)私にはJPEGの癖なのかセンサーの傾向なのかはわかりません。

コクーンタワーは、Pモードで撮影していますが、F8というのはマイクロフォーサーズでは少し絞りすぎで、等倍でみると窓枠に軽く小絞りぼけが出ているようにみえます。F5.6にしたら、SSは1/2500秒辺りになりますがGX7は1/8000秒までいけるわけですから、 Fをあまり絞らないでほしい感じもします。

まあ、ここはモードシフトで自分で調節するなり、Aモードにして自分で絞りを指定するなりすればいいことでもありますし、等倍でみてどうこうというのが意味があるのかということもあるでしょう(このblogを読むことについて、私の写真を鑑賞目的で等倍で表示している人はいない気がしています)。

花マクロ(再びピンポイントAF)

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新宿駅西口 小田急ハルク辺り 横断歩道橋 花壇

ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5、手持ち、ピンポイントAF

4/3のZUIKO DIGITAL 35mm F3.5マクロレンズは、展示会的なところで撮影可能な場合にブツ撮りがしやすい焦点距離なので一応持って行ってみる、ということで今日も携帯していました。 これを使って昨日同様「ピンポイントAFでカーソルで狙ってレリーズ一気押し」で花マクロ。 ピンポイントAFがここまで強力に便利だと、揺れる花に合わせてフォーカス位置が臨機応変に変えられない三脚使用によるマクロ撮影より、手持ちで拡大モードの瞬間にカーソル位置を微調整して撮影させるほうがやりやすく、打率が高いのでは?と思わせます。

ピンポイントAFはもっと使い込んで可能性を追求、体感してみる価値がある機能だと思います。

フジフイルム X-M1 トークショー

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ビックカメラ新宿西口店 フジフイルム X-M1 トークショー

中野からの帰りの乗換駅でもある新宿のビックカメラで塙先生がフジフイルムのX-M1のトークショーを14日(土)、15日(日)とやっていました。14日に新宿に向かったのですが、ヨドバシカメラで時間を取っている間に間に合わなくなり、後の予定(T.I.P. 「カメラの話をしよう」)があったため見られませんでした。 そこで今日このトークショーも参加(このblogを書いていたら、告知ページが消されてしまったため、魚拓が取れませんでした)。

参加者に液晶画面(有機EL画面)クリーナーをくれました。ちょうど背面液晶の高さになっていて一気に横にひと拭きできます。なかなか便利。

スポット測光、AEL、WB手動設定

この記念品の撮影はZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroを手持ち(ボディー内手ぶれ補正):

  • Aモード(F3.5開放にしてみました)、ピンポイントAF、スポット測光に設定。ピンポイントAFのカーソルを構図の中でのフォーカスポイントに移動
  • とりあえずISOはオートで。結果的に1600、1250と低めに収まりました
  • WBを手動設定にし、白いレバーを色測定枠いっぱいに写して、MENU/SETボタン(設定ボタン)を押し、白を決定
  • 一旦、構図をずらして、カーソルを白いレバーに合わせてそこを測光してAELで固定
  • 白なので+2EV補正。ヒストグラムを出して白潰れしてないことを確認
  • 手持ちなので「レリーズ一気押し」でフォーカスポイントを狙いながら撮影
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フジフイルム X-M1 トークショー参加記念品: 液晶画面クリーナー

スポット測光、AEL、WB手動

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