2013年9月8日日曜日

国宝 興福寺仏頭展

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2013年9月8日(土)に上野の東京藝術大学大学美術館で「国宝 興福寺仏頭展」(魚拓)へ。

興福寺にある、仏頭と、二種類の十二神将じゅうにしんしょう像(木造もくぞう十二神将立像りゅうぞう板彫いたぼり十二神将立像)の展示です。それなら、別に、興福寺でみてるからいいんじゃ、と思っていたら、すばらしい展示方法でした。

以前の上野の国立博物館での阿修羅展でもそうでしたが、十二神将立像が長方形のホールの左右にそれぞれ単独で置かれていて、360°自由な角度から見られます。興福寺では阿修羅像は壁沿いの展示台に他の像と横一列に並んでいるので正面かやや斜めからしかみられません。十二神将立像も基壇の上に載っているので近づけないし、ご本尊で隠れて見えない角度があります。

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「藝祭」の最中で上野公園から藝大までかなり混んでいた。

会場は、二階、三室に分かれています。白眉は順路で一番最後である三階の一室でここに仏頭と十二神将立像が一同に介しています。 左右両脇に十二神将立像が並び、奥の中央に仏頭がおかれる、パースペクティブのついた配置がすばらしい。仏頭は後ろ側からも見られます。 興福寺国宝館では、仏頭はもうちょっと見づらい感じに置かれています。 この展示会のウリにもなっていますが、そもそもこの仏頭と十二神将立像(東金堂)は興福寺では別々の場所にあり、一同に介するのはこの展示会がはじめて(約600年ぶり)。

順路で二番目の部屋、地下2階の第2室が板彫の十二神将立像。ここでも当時を想像して、基壇をイメージして四角く四面にぐるっと配置。

一応順路を逆に戻ってもいいので(混雑していると困難かもしれませんが)、最初に入る第1室は適当でいいので、第2室をみて、第3室、また第2室というような感じがいいのではないでしょうか。

いわずもがなですが、写真撮影禁止なので会場内の様子はいっさいありません。

エアコンの温度が結構低く、入ってすぐは外の暑さがあったのでちょうどよかったですが、仏頭をみるころはシャツの袖を伸ばしたほど。カーディガンなどを用意したほうがいいかもしれません。空調は展示品の保護の関係もあるのかもしれません。

出発前に4/3の35mmマクロで手持ちで撮影した花。

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RAWから補正

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