Windows 8とMac OS X Mountain Lionになって、もしやPhoto CDは読めなくなっているんじゃないか?と心配になりWikipediaを引いてみました。すると英語版Wikipediaにアプリの一覧が載っていました。iPhotoは読めるので一安心でしたが、よく読んでいると、Photo CDは色域(gamutだが、つまるところcolor profile)が独自だとわかりました。iPhotoはPhoto CDを読み取る際(JPEGに変換する)Photo CD用のcolor profileを埋め込まないし、色域の変換もしていない。
Macでgamutやcolor profile、またMetadata(EXIFやIPTCに使ったコダックのスキャナー名やスキャンの際のパラメーターが書き写される)を含めたちゃんとした変換はpcdMagicしか出来ないよう。$79というのは高い(最近の円安は痛いw)。Photo CDがこれから増えるわけではないので一回変換してしまったら使わない$79ですし。
pcdMagicの特徴の一つの「白飛びがちゃんと補正される」を見ると、なるほどと思い当たることが。iPhotoでJPEGに変換した写真をみると、確かに白飛びしています。元々コンパクトカメラ(昔のフィルムカメラの)で撮ったものなので「そんなものか」と思っていたのですが、pcdMagicの説明を見るとこれは色域の変換が正しくおこなわれてないからに違いない、と。
そこでさっそくトライアル版をダウンロード。これは保存(変換)が出来ないようになっています。これで表示された写真をみて、以前iPhotoで取り込んだものと並べてみると、確かに白飛びしていた所にデテールが見えています。そこで購入して変換することにしました。
一枚一枚openしては、"Export to…"していては大変なので、batch operationで一気にexport出来ると書いてあるのでやってみると、
The operation couldn’t be completed. Could not open file.と出て変換出来ません。普通export先フォルダーの選択ダイアログが出るはずですが、それが出ないのでexport先が指定出来ません。エラーメッセージからするとどうやらPhoto CDへ書こうとしているように見えます(書けないのでエラーする)。ここで気づくべきだったのですが、「バグか…」とバグレポートを送り、返事を待っていては拉致があかないのでiKeyを使って一個ずつのexportの操作をショートカットに割り当てて、一枚ずつ写真をダブルクリックして開いてはiKeyのショートカット一発で変換、また次の一枚を 開いて、iKeyのショートカットで変換を繰り返して135枚を変換しました。
時差の関係から、どうせすぐに返事は来ないと思っていたのですが(しかも欧米はまだ日曜ですし)後になってメールをみてみると、意外とすぐに返事が来ていて(アメリカ時間の夜なのにメールを見ていたようです)びっくりしました。それを読むと、気づけば単純なことなのですが、バッチのexport to…はPhoto CDファイルと同じ場所に出力するので、まずPhoto CDから.cpdファイルをHDDにコピーしてからexportをかければいい、と。
これは盲点だったとも言えますが、普通フォルダーダイアログを出すよな、と。それと、.pcdファイルのメタデータを表示するウインドウを開こうとすると(Show Inspector ⌘I)時々落ちます。
一方このアプリケーションのいいところは、きちんとCDに入っている順にファイル名が付くことです。IMG0001から順に名前が付きます。iPhotoは 90C837F9DBF84482.jpg のような暗号みたいなファイル名が付き、しかもこのファイル名がCDに記録されている順番と全く違うため名前順でソートすると、CDに記録した順番と全く違ってしまい整理するのは不便でした。
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