2016年12月6日火曜日

OLYMPUS かんたん人物撮影セミナー @ヨドバシカメラ新宿西口フォトスペース

来栖梨紗
モデル: 来栖くるす梨紗りさ

にMY新宿第2ビルフォトスペース(ヨドバシカメラ新宿西口本店)で 「OLYMPUS かんたん人物撮影セミナー」(Internet Archive)を受講しました。講師は青木雄介先生。モデルは来栖梨紗くるすりささん、谷ひかるさんの2人。

オリンパスのカメラとレンズを使って、写真の基本のお勉強でした。第1部は座学。第2部はヨドバシカメラの前(かつての新宿京王高速バスターミナル)へ出てモデルさん撮影でした。天気は青空の見える曇りで寒くもなく暑くもなくの絶好の天気でした。

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場所はMY新宿第2ビルの10階。昔からのヨドバシカメラの向かいのビル。携帯電話関連の売り場がある1階の奥へ行ってエレベーターで上がります。

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第1部は座学でした。

  • カメラは左手で下から支える
  • 顔を同じ大きさに写るように広角と望遠で撮ってみると、広角だと顔が膨らんで写る。顔は広角で撮らないほうがよい。
    同様な理由から集合写真(広角を使うことが普通)では女性を画面端に置かないほうがよい
  • 見下ろすように撮ると頭が大きく写る。子どもだとかわいいが、大人(特に女性)だと短足に見えがち
  • 低くから見上げるように撮ると足が長くスラっと写る
  • 通常男性が女性を撮ると男性が背が高いので見下ろすようになる。カメラの高さを意識して構える
  • ポートレートを撮るならば35mm判換算で80mm 〜 100mmの焦点距離(マイクロフォーサーズで40mm 〜 50mm)辺りがよい
  • 全身を撮るときの上下の余白は
    頭の上 : 足元 = 2 : 1
    がバランスがよい
  • 全身を入れない場合は膝 〜 膝の上(太もも)で切るのがよい。指先が切れないように、手は全部入れる
  • 顔のアップでは頭を切らない
  • 屋外ではなるべく順光で撮らない。目が細くなりがち。顔に強い影が出ることも。
    逆光で顔に合わせてEV補正して撮る。ついでに背景が白く飛んできれいにみえる
  • きれいに撮るだけならSCNモードの「eポートレート」。プロフィール写真(男)でもきれいに撮れている方がなにかと有利(笑)
  • 「eポートレート」ではAFは自動的に「顔優先AF」・「顔・瞳優先AF」になるので、顔認識されることを確認してシャッターを切る。顔認識されないと処理されない(顔がわからないから)
  • 「eポートレート」では通常撮影のJPEGと「eポートレート」処理したJPEGの2枚ができる
  • 「eポートレート」は「顔優先AF」・「顔・瞳優先AF」で撮ったJPEGなら、後からボディー内で「再生」→「JPEG編集」内のメニューからも処理できる

「最近の雑誌をみると頭が切れている写真が多い。これは、実は服を見せたいから。少し頭を切って顔の情報量を減らしている。すると服へ視線が行きやすい。こういうのは応用編」

「今日からは逆光は味方」
「逆光は失敗写真ではない」

PB135580.jpg 来栖梨紗 来栖梨紗 谷ひかる

第2部は、外へ出てモデルさん二人の撮影でした。当日は曇りながら明るい日、寒いこともないよい天候でした。

ヨドバシカメラの向かい側でしたので沢山の人が通り、ある意味E-M1とヨドバシカメラのいい宣伝になりました。

来栖梨紗 谷ひかる

モデルさんはこの二人。左が谷ひかるさん、右が来栖梨紗さん。

来栖梨紗 来栖梨紗 来栖梨紗

最初に、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.8を使ってモデルさんを一人ひとり、全員が順番に撮影しました。

そこで他の人が撮っている間に自分で持ってきたパナソニック LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S.でやや後ろから撮影。

谷ひかる 谷ひかる 谷ひかる

谷さんに私の番が来たので「やったー!大成功」と言う感じをお願いします、と言って撮らせてもらいました。

来栖梨紗 来栖梨紗 来栖梨紗 来栖梨紗

来栖さんに私の番がきたので「ダメだぞ、新人君!」と言う感じをお願いしました。

これはパナソニック LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.

来栖梨紗 来栖梨紗 来栖梨紗 来栖梨紗

全員が二巡してからは、自由撮影みたいな感じになりました。これまた他の方が撮っているところに混ざって。

オリンパスさんが、いろいろなレンズを持ってきていて貸し出していたのでオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8を借りてみました。

来栖梨紗 来栖梨紗 来栖梨紗

これも、自由撮影のところ。オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

谷ひかる 谷ひかる 谷ひかる 谷ひかる 谷ひかる

谷さんのところへ行って「その機械で一体何してるの〜?」とレンズを覗きこむ感じで、とお願いしました。

これもオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

来栖梨紗 谷ひかる

これはM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを借りて使ってみました。

来栖梨紗 谷ひかる 谷ひかる 来栖梨紗

教室へ戻って、最後に改めてモデルさん2人が挨拶。その後青木先生が撮った写真にサインしてもらえました。

最近パナソニック LUMIX DMC-GX8で時々ポートレートを撮っていますが、E-M1でポートレートを撮ったのはほぼはじめてです。ピクチャーモードを「flat」で撮影したのですがちょっと女性の顔を撮るには画像が硬い感じでした。それなのでポートレートのほとんどはRAWからDxO Optics Proで現像しなおしてあります。

今回E-M1の「顔・瞳優先AF」を久々に使いました。これらの写真は全て「顔・瞳優先AF」です(横顔などで顔を認識しない場合を除く)。以前ニッシンデジタルのi40のセミナーで使ったときは瞳の検出が全然できていなかった印象だったのですが、今回はかなりよく瞳を検出していました。ファームウエアのバージョンが大きく変わっているので、そこでこの「顔・瞳優先AF」の性能も大きくアップしたのかもしれません。

最近のLUMIXの「顔・瞳認識AF」の方が顔と瞳の検出感度が高い(顔が小さく写っていても検出する)ですし、LUMIXは瞳をみつけると自動的に瞳にマークが出ますのでレリーズを半押し/全押しする前に瞳が認識できたかどうかがわかります。しかしE-M1では瞳を認識したかどうかはレリーズを半押ししてAFさせないとわかりません(AFが合焦すると瞳に小さい四角の緑枠が点灯します)ので、シャッターチャンスを考えると瞳を検出しているかどうかわからないままシャッターを切る形になり、ややイマイチです。

しかしE-M1のファームウエア・バージョン4.xの「顔・瞳優先AF」がずいぶん使えるようになっていました。これからはE-M1もポートレートは「顔・瞳優先AF」を常用しようと思います。

瞳を検出したかどうかAFしないとわからないのはOM-D E-M1 Mark IIのβ機をいじったところでも変わっていないようです。しかし最新ファームウエアのE-M1の「顔・瞳優先AF」がこの性能なら、CPU性能が大幅にアップしているE-M1 IIの「顔・瞳優先AF」の性能も期待できます。

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