にJCIIビルにて「秦流 風景写真の極意を、内緒で教えます!」(PDF)(Internet Archive)をききました。
講師は秦達夫先生。
土曜日ということもあったのか、2人掛け×3のテーブル10列が全て埋まり、3人掛けのところも出まして、少々びっくりしました。90%くらい中高年男性。
- 今はEOSとオリンパスを使っている。フィルム時代はペンタックス、マミヤ、ブロニカ
- デジタルかフィルムかということではなく、仕事にやりやすいかどうかで選ぶのがよい。私の場合最近の出版社はポジフィルムを渡されるのを好まないのでデジタルを使うことがほとんど
- センサーサイズは、私の場合35mmフィルム(フルサイズ)に慣れている。ファインダーを見ないで撮らないとならないこともあるが、35mmだとズームリングの回転量でどこまでが入っているかわかるし、ピントはあそこに合っているというのがわかる。なので大事なときとなると35mmを選ぶ。皆さんも「先生が35mmだから」ではなく、自分に合ったセンサーサイズを選ぶと良い
- 風景写真に必須なものは、iPad(タブレット)、と月の出のわかるアプリ
- (必須なもの)あと自動車
- 自動車やカメラは普段使ってないと、肝心な時に故障する気がする。普段から使っておくこと
- ものは大事に使いましょう(筆者注: これをいう写真家の先生は珍しい)
- 三脚を立てる時間が5秒でもあったら三脚で撮影する。それは
- 風景と対峙する
- 直接自分の目で全体を見渡す
- もちろんお祭りなどではじゃまになるので三脚は使わない
- 手持ちで 1/xx 秒でブレずに撮れればプロとして稼げる(筆者注:すみません、メモに気を取られ数字を忘れました)
- (キヤノンの11-24 mmを使ってみて)新しい技術が可能にする表現はあると思った。みなさん、新しいシステムが出たらまず買って、いや(買わなくても)、使って、みることです、(お金を)無理しない範囲で(笑)
- 「桜は散りたい時に散る」、満開を過ぎる時期をきちんとつかむこと
- 花吹雪、流して撮りたいなら 1/30 s前後。遅くするほど流れてきれいかというと背景の空に花びらが溶け込んでしまうので、この数字前後がいいだろう
- 花吹雪、止めるなら 1/250 s 以上の高速で
- 趣味で撮っている場合は「撮れなくてもいいや、来年(また今度)があるから」という境地も時には大事。必死になって「今しかない」と思いすぎるとうまくいかないことも。余裕の境地が逆にプラスになってよい写真が撮れることも(プロの場合は「撮れなくてもいいや」は無責任だ)
- (逆に言えば)何年か(何度か)来て撮りましょう
「便利な写真用品の活用術」
秦先生の前にケンコー・トキナーの田原栄一先生と、写真家 小山光弘先生のセミナーがありました。
風景撮影ということで田原先生から三脚中心の話があったあと、小山先生の作品をみながら機材の構成(主に三脚の有無とストロボの数と位置)を解説。
- 金色のレフ板は少し赤くなる。日陰の色温度が高いところ(=青い)で少し色の偏りを中和するときなどに使う
- 室内での集合写真、最近のデジタルカメラなら高ISOに設定してもあまりノイズも出ないのでシャッタースピードが上げられる。しかしなぜストロボを使うのか: 肌の色がきれいに出るから(ストロボは演色性が良い)
小山先生の作品は、風景、花中心で、ほとんどが夜景にストロボ撮影。ストロボは3〜4灯を使ったものが多かったです。ホワイトバランスを手動でK(ケルビン)で設定して意図的に色を作っていました。
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