、にパシフィコ横浜へ「CP+」(Internet Archive)(アーカイブ 2016年版)をみにいきました。
オリンパス
少なくともここ数年はオリンパスのブースは会場入口のすぐ脇。
入り口通路挟んで反対側はソニー。まっすぐ入って奥の左右にニコンとキヤノン。この配置も数年は変わっていません。
CIPAの会長はオリンパスの社長 笹宏行氏。(Internet Archive)
今年はオリンパスがカメラを始て80周年。
オリンパス マイクロフォーサーズのボディーの現行機種にマイクロフォーサーズ各社のレンズを付けた展示。右端は逆にオリンパスのレンズにDJIのボディー。
AIR A01
AIRも惹かれる人は惹かれるようなので、例年大きなスペースを割いています。
PEPPERがAIRを操作して一緒に記念写真を撮ってくれるサービスは結構人気でした。
オリンパスデジタルカレッジ ~アートフィルター活用編~ コムロミホ
ステッカープレゼント
毎年オリンパスのカメラ(創業以来の全機種。レンズ交換式にかぎらず)をもっていくとオリンパスのカメラのミニチュアがついた携帯ストラップをくれましたが、今年はオリジナルステッカーに変わりました。
予告では銀のステッカーだけだったのですが実際にはさらにフィルムPEN-Fに刻印されていた「F」の蒔絵シールが付きました。
銀のステッカーは以前にフォーサーズ/マイクロフォーサーズのロゴのものがCP+ 2014にレンズバーそばで配られました。これはいろいろな大きさのロゴがあり、アクセサリー類などで「これはマイクロフォーサーズ用」と区別するときなどに大変便利&かっこいいものです。
CP+ 2015ではステッカーは配られませんでしたが、この年はOM-D E-M5 Mark IIのステッカーが、フォトパスユーザーへのカタログ送付や一部の製品導入イベントで配られました。
E-M5 IIとPEN-Fのステッカーは見た目はかっこいいのですが実際のところあまり貼れるところが思い浮かびません。これらにはM.ZUIKO DIGITALなどのレンズのロゴも入っていますが、これもあまり貼れるところが思い浮かびません。しかもM.ZUIKO DIGITALなどのレンズのロゴシールは大きくて長いのでますます貼るところが見当たりません。いっそもっと大きくすれば自動車に貼れるかもしれません。
気分としてはこのオリンパス・オリジナルステッカーは最高にいいのですが、マイクロフォーサーズロゴ以外はどうも実用性が見いだせません。
オリジナルステッカーはぜひ作り続けてほしいので、今後は:
- 特定機種向けではなく主要機種をカバーして一つにまとめたものにして、誰でも使える、また複数機種所有ユーザーが使えるものにしてほしい
- もっと小さくして、実際に貼ることを想定してほしい
- 機種名シールはいらない。せいぜい一つ大きい物でよい。そのかわり入れるなら主要モデル名をカバーしてほしい
- OM-D、PEN、オリンパス、M.ZUIKOなどのブランドロゴをサイズ違いで複数枚(これらが汎用性が高い)
- フォーサーズ、マイクロフォーサーズのロゴはぜひ。小異を捨てて大同についてほしい
- これはオリンパスオンラインショップで売るべき。ただで配る必要はない。各種イベントへいけない地域の人のほうが多いのだから買いたい人は全国、全世界にいるはず
KIPON
KIPONは出展社リストでは「上海传视摄影器材有限公司」(繁体字: 上海傳視摂影器材有限公司)と登録されているのでわかりませんでした。
去年は出展していませんでしたが、戻ってきた今年は再び大きなブースを構えていました。
IBERITの先行予約をしていたようですが、気づきませんでした。
EF-MFT AF マウントアダプターを試すことができたので、試してみました。すでに焦点工房のサイトにAF動作の動画が公開されていてみたことはあったのですが、実際に体験してみて本当に速いので驚きました。速いと言ってもマイクロフォーサーズでいうと(ものすごく大雑把かつ主観だけでいうと)120fpsモデル前後かな?だと思いますが。
しかしEFレンズは位相差AF用に作られているわけですから、コントラストAFのマイクロフォーサーズでこれほど高速なのは意外です。
焦点工房の陸社長がいたのでお伺いしたところ「EFレンズでもモーターによる」ということでした。さらに「これが出来るならフォーサーズ・レンズ用に高速AFするマウントアダプターが出来る?」と聞いたところ「モーターが遅いんじゃないか?」と否定的。
思うにキヤノンのカメラとレンズは胴体追尾についてもウリです。そうするには結局コントラストAFの細かい動きの繰り返しでも高速に応答する性能になるのかな?と思ってきました。
また、フォーサーズ・レンズも思い出してみるとSWDタイプはコントラストAFで(そこそこ)高速AFします。
ということで、位相差AFをコントラストAFに変換するみたいなことはやってなくてもこの性能が出るんだな、と思ってきました。
「EFレンズ版しかないのは、ニコンFマウントレンズでは出来ないからか?」ときくと、そういう技術的な問題があるからではないような返事でしたがはっきりと否定も肯定もありませんでした。
そこで「通信protocolを操れるようになった。それでは今度はメカトロに挑戦しないか?Fマウントでメカ絞りやAFモーター非内蔵レンズにも対応する」と言ってみましたが、反応ははっきりしませんでした。そこでさらに「モーターのコントロールが出来るようになったらメカ絞りであるFDレンズとかMDレンズとかオールドレンズに対応できる。これはちょっとした革新的商品になるのでは?」と私の持論をツッコんでみました。
はたして、今後、さらに進んだマウントアダプターが出てくるでしょうか。
Yongnuo
Yongnuoは、今までも出展していました。日本市場をどうしたいのかはっきりしない感じです。
ところで、社名はなんて発音するのでしょう(=カタカナで書くにはなんと書けばいいのでしょう)。それをブースで聞けばよかったと思いました。
マルミ
マルミは今回のショーでは新製品の発表はないそうです。
参考出品として新しいものが出ていました。それが「EXUS α」です。
最近はやりの「割れない保護フィルター」です。しかし私は以前からこれには疑問があり、フィルターガラスが割れないということは衝撃はそのままフィルター枠を通してレンズ鏡筒のフィルターネジ部分(を通して鏡筒全体)へ行くと思うのですが、今回実現している衝撃のレベルならガラスの変形で吸収されている(鏡筒への伝搬を大きく減少している)ということでしょうか。
シグマ
ここのところカメラ業界では台風の目のようなシグマは、今回のショーではSDマウントでFoveon X3 Quattroを使いミラーを無くした新モデルを発表しました。
mount converter MC-11
キヤノンEFレンズとシグマSDレンズがソニーEマウントに挿さるマウントアダプター。このような製品をマウントアダプターメーカーではなくカメラメーカーが出してきたのはまるで昭和の高度成長期のような やんちゃな光景です。
対応レンズはシグマ製だそうです。レンズデーターがこのマウントアダプターのメモリー内に入っているそうで、そのデーターが得られるのは自社製であるシグマ製(のEFマウントやSDマウント)になるからだそうです。
シグマは互換レンズメーカーなのでキヤノンの通信protocolは熟知しているわけですし、Eマウントは契約によって公開されるのでEマウントレンズも作っているシグマは当然正式にprotocolを知っているはずです。従ってシグマにとっては技術的にはなんら難しいところはないはずです。
「なぜ?」ときくと「ソニーのユーザーがレンズを早くもっとだしてくれという声が強いが開発は追いつかない。そこでマウントアダプターを作った」とのこと。
それより私は、シグマはSDマウントをやめ、仕様を公開してくれる かつAPS-Cが入るソニーEマウントに乗り換えるのではないか、と邪推しています。そのための移行措置を開始したのではないか?
また最近のソニーはイメージセンサービジネスが生命線です。シグマがFoveonの技術の(ある程度の)開示と生産の依頼(そしてもしかするとソニーへのFoveonの供給、あるいはFoveon風センサーのソニー自主開発、使用)と引き換えにEマウント陣営に移ることにしたのではないか?と邪推中です。
ところでKIPONのAFするマウントアダプターもキヤノンEFレンズ、シグマのマウントアダプターもキヤノンEFレンズ。どちらもニコンレンズに対応してきていません。特に互換レンズメーカーのシグマはニコンFマウントの仕様は熟知しているはずです。すると何かマウントアダプターを作るのにはニコンFマウントはやりづらく、キヤノンEFマウントはやりやすいのかもしれない、と思わせます。
sd Quattro / sd Quattro H
sd Quattroとsd Quattroは「タッチ&トライ」できる他、このように見易くディスプレーされていました。
ステージイベント: 山木和人 「新製品について」
ステージイベントでは、山木社長も登壇。新製品について解説しました。自分の言葉で自社製品を解説できる社長がいる会社というのは、製品の作り手としてはベストな規模ではないかと思うのです。
今回マウントを新開発せずに単にミラーをとっただけということについて:
- Foveonの特徴は解像度
- 解像度の障害はミラーショック
- 同様に別センサー方式の位相差AF
だと考え、SDマウントのままミラーをとり、像面位相差AF+コントラストAFでフォーカス精度を上げた、と開発意図を解説しました。
東洋リビング
東洋リビングは電動防湿庫をゆっくり改良していっていますが、今回は扉を開けた際点灯する内部照明を大きくし、AC電源駆動に変えました。湿度計もアナログに変わりました。
また天井を鉄板そのままからプラスティックのトレー付きに改良。今までの金属むき出しでは傷が付くというユーザーの声や、ものが転がり落ちる問題が対処されていまして使いやすくなっています。天井部分はアクセサリー類置き場や充電器置き場(コンセントが来ているので)としてぴったりなのでこの改良は地味ながら大変よいものです。
フォーサーズ規格
今年もスタンプラリーを実施。去年のCP+では抽選だった賞品が今年はその場で全員がもらえるように変更されていました。
マイクロフォーサーズのマウントの原寸大をかたどったペーパークリップですが、去年と微妙にデザインが異なっている上に「2016」の年号が刻印されています。
去年は紙にスタンプを押していく、まさにスタンプラリーでしたが今年はスマートフォンでQRコードを読み取る形式に進化。紙は廃止されました。
各ブースにあるスタンプラリーのQRコードを読み取るとURLになっています。そのURLを開くと各自の集計サイトにそのメーカーのスタンプ画像が追加されていく形でした。最後に受付に戻ってそのサイトを開くと、下にボタンがあり、それを押すと参加終了(おそらくcookieに記録される)、確認画面が表示され、賞品が手渡されました。
0 件のコメント:
コメントを投稿