11月29日(日)にエディオン広島本店へ「片岡 司 写真展『WAVE』」(Internet Archive)をみにいきました。
片岡司先生は、ズイコーデジタルアカデミー講師で奈良で講習をすることがあるので習ったことがあります。また、先生の奈良のスタジオで写真教室にも一時期通っていました。
最初のトークショーに間に合うように行こうとすると、新幹線では始発に乗ってもギリギリ、飛行機では高い(旅行手配が直前になってしまい安い切符が見つけられなかった)ということでちょっと長距離ですが夜行バスで前夜出発することにしました。
これですと都合のいいことにエディオン広島本店の真ん前の広島バスセンターに午前8時02分到着と余裕がありました(多少の交通渋滞の遅れでも平気)。
しかも中国バスのドリームスリーパーというのはびっくりするような高級設備。
横浜駅東口バスターミナル
横浜駅東口
出発は横浜駅東口バスターミナル。
横浜駅東口を出て地下街の「ポルタ」を抜けるのですが、この方向はやまと号などの発着するYCATと同じ方向です。
矢印をたどっていくと、YCATと東口バスターミナルは最後のところで分かれるだけ。間違える人がいるようで、東口バスターミナルに「切符にYCATと書いてあるバスはここではありません」というような掲示がありました。
バスターミナル
バスターミナルは三つの島に分かれていて地下1階である「ポルタ」から階段で上がります。ここにエスカレーター、エレベーターがなくてキャリーバッグがあるとやりづらかったです。
ドリームスリーパーの発車する14番はそごうに面しているようなので、そごうの地下からエスカレーターを使って1階へ上がる経路があると思います。
ドリームスリーパー車内
通路
乗車口から上がって運転席の横まで来ると「土足厳禁」。乗るときにコンビニ袋を渡されるのでそれに靴を入れて上がります。
中はまさに個室。先頭の左右それぞれ二列が「ゼログラビティシート」。この座席の予約はどうやら中国バス予約センターへの電話予約のみのようです。
Webで予約した時にゼログラビティシート(料金が高い)が出てこなかったのはてっきり売り切れていたのだと思っていたのですがそうではなかったのです。わかっていたらゼログラビティシートを試してみたかもしれません。
通路は白色LEDで照らされていて、白い個室の仕切りとあいまって非常に明るい。もちろん、消灯します(10時ごろだったか、0時ごろだったか)。
エグゼクティブシート
個室内も非常にきれい。間隔も広い。
今回私は3Aという、ゼログラビティシートのすぐ後ろ(=エグゼクティブシートの先頭)になりました。Webの予約では座席指定が出来ないのですが、どの座席になっても困らないわけです。
といいつつ、3Aになって気づいたことは、前がゼログラビティシートだと前席との仕切りが板になっていて、少し前が広い。他の席は前席との仕切りはカーテンで、前の人がシートを大きくリクライニングするとシートの頭の部分が少し飛び出してきます。
飛び出してくると言っても、普通の高速バスよりははるかにシートピッチが広いので膝が当たるようなことはないと思います。
通路側にも壁があり、入り口のカーテンを閉めると完全に個室の雰囲気になります。車の騒音があるので全く他の人の気配を感じません。
リクライニングして寝ると上の隙間から見える照明は、消灯時間になると消されるので眩しくなくなります。
とても履き心地のよいスリッパが用意されています。
座席は後ろにリクライニングするだけでなく、座っている部分自体が電動で斜めに出来るので体全体が横に傾きます。フットレストもちゃんと足に当って支えてくれます。
ゼログラビティシートではほぼ完全に水平になるようですが、エグゼクティブシートの傾きでも、他の高速夜行バスに比べるとはるかに快適です。
一点だけちょっと居心地が悪かったのはアームレストでした。アームレストが硬い木(風)なのですが、これが寝ていると意外と痛い。
結局体の前に腕を置いて寝ることになったのですが、姿勢としては腕を広げている方が楽。アームレストに何かタオルを巻き付けるとかするといいかもしれません。毛布が使えそうですが、それでも片方のアームレストにしか使えませんし、毛布を被って寝たい場合にはアームレストには使えません。
個室の上が棚になっているのでそこにかばんや上着などを載せられます。この部分は通常のハイデッカー車の棚と同じ高さか1、2cm高いくらい。座席が少ないので一人あたりの棚の幅も広くなり荷物を入れる余裕は大きいです。
また室内の足元もかなり広いので、私は窓際にカメラザックを置きました。
ドリームスリーパー設備
室内
室内には、75W/110VのコンセントとUSB端子がついています。
USB端子にiPhone、iPad、Apple Watchを繋いでみましたが、充電されませんでした。充電中マークが出ません。
しかしBluetoothイヤフォンを繋いでみると充電中になりました。
従ってこのUSB端子は通常の500mA出力ではないかと思われます。最近のアップル製品は1000mA以上の高出力端子でないと反応しなかったと思います。
コンセントにUSBアダプターを挿してみたところ問題なく充電されました。アップル製品を充電する人は、USB端子があるからと油断せずACアダプターを必ず持参しましょう。
テーブルが付いていてiPadを広げておくのに便利でした。
窓際の棚状の部分は一見ものが置けそうですが
- スイッチ類がありあまり置く余地が無い
- 車の加減速、カーブでものがよく滑る。落ちる危険性がある
なので、ものが置けるのは落下防止の段差があるテーブルだけです。
ものが落ちて座席の下に入ってしまうと非常にやっかいです。特に滑っていってしまうとどこへ行ったのかわからくなります。実は帰りの新型やまと号でこれをやってしまったのですが、幸い完全に運転席のところまで滑って行って交代の運転手の人が気づいて拾ってくれたために無事取り戻せました。
iPhoneはUSBケーブルにつながった状態で足元の棚のところ(上の写真でスリッパが置いてあるところ)に置いたのでどこかへ行ってしまうようなことはありませんでした。
ドリンクホルダーは通路側の壁の肩の辺りにあります。かなり取りづらいのでペットボトルや水筒など栓がされているものが無難だと思います。
天井の照明は白色LEDとさくら色LED。白色LEDをつければ非常に明るい状態になります。
音楽が聞けますが、ヘッドフォンが必要(ゼログラビティシートには、アメニティーキットとして提供されます)です。
WiFi
車内ではWiFiが使えます。
しかし発車しても案内されているSSIDが見えませんでした。足柄サービスエリアの休憩時に運転手さんにたずねたところ、機器を再起動したのでしょうか、見えるようになり接続できました。
しかし速度が非常に遅くて実用になりませんでした。twitterの画像が出るのに時間がかかる。radikoが聞こえない(速度が遅すぎてストリーミング出来ない)。結局4Gに繋ぎました。
SSIDが見えない時からずっとdocomoのWiFiのSSIDが見えていましたのでもしかするとdocomoの(業務用の)モバイルWiFiルーターを使っているのかもしれません。
楽天トラベルでの予約
今回は予約が電子的に管理される楽天トラベルを使って予約しました。楽天トラベルにログインすると自分の予約が表示されます。これを表示することで乗車券にもなりました。
中国バス、神奈中では電話か発車オ〜ライネットと旅ぷらざ(バスぷらざ)で予約ができるとしか書かれていませんが、楽天トラベルでも予約出来ます。
ところで、楽天トラベルの高速バスのページの「日付から探す」で検索、予約しようとすると、どうも夜中(時刻不詳)は検索結果から出てこないようです。「出発地/目的地から探す」では24時間カレンダーと残席が出てきます(24時間 予約操作が出来るかどうかは知りません)。
どういうことか推測すると、マスターデーターが発車オーライネットのサーバーにあるのではないか?このサイトは5時〜26時の間だけ利用可能です。楽天トラベルはこのサーバーにアクセスしているのではないか?従って発車オーライネットが止まる2時〜5時の間はドリームスリーパーが検索結果に出てこないのではないか?
ただ、それでは「出発地/目的地から探す」に出てくるのは説明出来ませんが。
ちなみに、バスぷらざ、高速バスネットも深夜から早朝にかけて止まります。
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