ブツ撮りの際に、オリンパス OM-D E-M1のファームウェア Ver 4.0の追加機能「深度合成」を使ってみました。
ホコリはそれなりにとったつもりだったのですが、マクロで撮るとホコリが目立ちました、すいません。時計に指紋が見えるのも、撮った結果をみて気付きましたがちょっと諦めました。
- 三脚使用
- レンズはオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro。対応レンズでないと「深度合成」のメニューがdimmして選べない
- 絞りは F8 、A優先モード
- iPhoneアプリ O.I.Shareをレリーズのみのモードで使って、リモコンとした
- 「フォーカスステップ」は初期設定の「5」を使用
- ストロボをリモートで使用、ニッシンデジタル i40
- 撮影は8コマ(仕様)
- AFターゲットは白い充電端子の7時の辺りの、白と黒の境目(深く考えてなかった)
- 手前側が少しピントが合ってない気がするのでAFターゲットをもう少し手前にするべきだったかも
- ストロボはマニュアル発光しか選べない
- ストロボ発光量は1/2に設定
- 「↯充電待ち時間」は4秒に設定(2秒では間に合わない感じだった)
- 合成前の8コマはJPEG+RAW(ファイル形式は通常の設定に従う)で記録される
- 深度合成結果はJPEGのみ
- 深度合成結果は8コマの次のファイル番号で生成される
- 深度合成結果のEXIFの日時データは1コマ目と同じに設定される(=時間順に整理した場合元データ8枚と深度合成結果1枚の並びに注意)
- 深度合成の処理時間は数秒
- 今回の時計の場合途中で表示されている時刻が変わったが、深度合成結果に違和感は無かった
- 深度合成結果の写真は画角が意外と狭くなるので構図を決めるときに被写体に対して周囲の余裕をしっかり多めにとる必要あり
作業としては普通のブツ撮りと変わらず。8枚連写だと思えばいいだけです。被写界深度が深いわけなので普段のマクロよりピント位置の選択はラフで済みます。
フラッシュにTTLが使えなくなるのは、TTLしかやったことがないのでちょっと動揺しましたが特に困らず乗り切れました。
画角が狭くなるのは、せっかくのライブビュー(電子ファインダー)なのだから自動的にファインダーの視野を狭くしてほいい感じもしました。せめて枠を出してくれてもいいのではないかな、と思います。
合成前の各撮影結果がちゃんとSDカードに記録されるのはアートフィルターの時の挙動と同じで、オリンパスはまじめというかカメラマニアに向けた意識をしているなと思いました。合成結果が決定版なのだからそれだけを出して(初心者?)ユーザーに迷い/誤解を与えないか、元データは別なのだからそれは保存しておくべきと考えるかポリシーの問題ですが、私はオリンパスの方が好きです。
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