11月7日(土)にビックカメラ池袋東口カメラ館にて「プロカメラマンセミナー ~Panasonicミラーレス一眼の魅力~」(Internet Archive)に参加しました。
今回は、パナソニック LUMIX DMC-GX8が全員に貸し出されました。私ほか数人はGX8を持参。
時間は2時間でしたが中身はぎっしり。
GX8の設定、操作のポイントから、ポートレート撮影での実地、4K Photo、リモート発光のフラッシュでのブツ撮り。
モデルの前田晴香さんは、今年3月のビックカメラ西口本店でのLUMIX 4Kフォトセミナーでもモデルを務めているなど、森脇先生のLUMIXセミナーでは何度かモデルを務めています。
というか、前田晴香さんはパナソニックのナノケア商品のモデルをやっているのでまさに「パナソニック子」です。
ポートレート
森脇先生の講義につづいて、撮影。まずはポートレート。
カメラは左手で持つ。右手はボタン操作の為に浮かしておく。これでシャッターを押した時カメラが回転ブレしないはず。グリップがある場合、握らず前のくぼみに右手中指をひっかけるだけ。
先生の設定では、Fn3(ゴミ箱)ボタンを「フォーカスエリア設定」にし、タッチAFを切ります。これでタッチパネルに知らない間に触れてAFポイントが動いてしまうことを防止しつつ、ファインダーを覗いたままフォーカスエリアを動かせるようになります。
露出補正 +2/3 〜 +1 EVくらいがよい(髪の毛が黒つぶれしない)というお話。このポートレートで+1 EVくらいというのは、塙先生からも教えられた話です。
わたしにはLEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.が貸し出されました。
デジタル・カメラ時代は
- 解像度が上がっているので被写体ブレを止めるにはS優先モードで撮る:
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- モデルを撮るときは1/200秒以上で。髪の毛一本まで止める
- 子どもが走っていたら1/250秒〜1/500秒で
- 風景では、風で揺れる葉も止めるために1/800秒〜(1/2000秒)で
- 被写体が動いたことに因るピントの甘さを防ぐために:
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- シャッター半押しで止めない。一気に押し切る。シャッターが切れる直前にAFしてくれる、十分高速
- 構図をまず決めて、その状態でフォーカスターゲットを動かしてピントを合わせる場所を決める。中央の測距点でフォーカスロックしてから構図を整えるやり方はしない。コサイン誤差もばれてしまう高解像度時代
- ポートレートは瞳・顔認識AFに任せる。自動的に瞳にAFしてくれるから、構図に集中
4K Photo
つづいて4K Photo。
シャボン玉を吹くところを撮影。
シャボン玉が出てくるのを待ってシャッターを押してしまうのですが、それではシャボン玉が出る瞬間のシャッターチャンスを逃しています。さらに、AFの遅れもあるので早めにシャッターを押す練習を繰り返しました。
森脇先生の設定では、Fn2(Q.menu)ボタンを「AF-ON」にし、親指AFで事前にAFするようにしています。
SDカードは、U1は消えつつあり、もはやU3だけになりつつあるそうです。U3じゃないと4K動画、4K Photoが記録できないので、これから買うならU3にしておくべきだそうです。
フラッシュ撮影(ブツ撮り)
最後にフラッシュを使ってブツ撮り。
リモート発光でやるときれいですよ、というお話。
リモートコントロールするだけなら、本体にはDWM-FL70でもいいでしょうと。
ソフトボックスが一つ用意されて、パナソニック純正フラッシュが設置されました。
わたしは持参したLUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.を使いました。
ポートレート撮影の際露出補正を +1 EV してあったのですが、私はブツ撮りの際、勝手に戻していました。
そうして撮ったところ、どうも暗い。他の人はいい感じに撮れています。先生も一目見て「おかしいなあ」と。
その結果分かったのは +1 EV 明るくするということ(ポートレートの時に+1したままにしておくべきだった)。今まで家でブツ撮りしていて、調光補正を +1 EV していたのですがそれでいいのかなと気になっていたので、これで +1 EV してもおかしくないと分かって安心しました。
上の写真はその時のデータをRAWから現像して明るくしてあります。
森脇先生の今回のセミナーは2時間というのはちょっと短かったほどの濃い内容。2時間というのはビックカメラの都合を考えれば致し方ないところ。
その中でLUMIXシリーズの操作や設定の特徴を的確に要約してあり、撮影実習では参加者がLUMIX、ミラーレスのメリットを確実に実体験できるようになっていました。かなりみなさん、GX8の機能性に感心しているように思いました。
今回、短時間でしたがフラッシュを使ったブツ撮りについて森脇先生から指導をいただけたのも大変参考になりました。
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