7月17日(金)の夕方に、ケンコー・トキナー本社で毎週やっているセミナーから「三脚の選び方・使い方」(Internet Archive)を聞きました。開始時刻10分遅れて参加。講師はケンコー・トキナーチーフデモンストレーターの田原栄一さん。
セミナーの予定がGoogleカレンダーになっていますので、それを見てフラっといけば、受講できます。
以前参加した後、内容が高度だったり、予定が入っていたりして暫く参加出来ませんでした。
AMT合金というのは「アルミ、マグネシウム、チタン合金」の略。
アルミ、AMT合金、カーボンの順に軽くなる。
アルミとAMT合金ではパイプの肉厚が変わり、AMT合金製の方が軽い製品になる。
三脚の選択はパイプの太さで選び、28mmが基準。ミラーレスでは24mm。
3段と4段ではたたんだ時の長さがざっと10cm違う。
雲台については、3way雲台、自由雲台、グリップ雲台が挙がりました。
グリップ雲台というのは初めて知りました。グリップが斜め横に出るようにカメラを取り付けるのがミソです。見た目だとグリップが真後ろになるようにセットしてしまいますが、こうするとカメラのファインダーを覗いた時あごがグリップに当たってしまって操作出来ません。
三脚の脚を伸ばす作業のコツは、三脚を縦にして下に伸ばすこと。横にして伸ばすと伸びた時に手首に重さが感じられてやりづらい。
縦にして伸ばすことについては、「三脚の伝道師」森泰生さんはさらに、横にすると知らず知らず振り回すことになりトラブルの元になるからとも述べています。傘の持ち方などでもいわれる、長いものを扱う時に共通の話だと言えましょう。
三脚はメーカーロゴが印刷されている足が「前」となっています(状況によっては必ずしも「前」を前にする必要はありませんが)。
- カメラを手で持って構図を決める(高さを決める)
- 足をたたんだ状態の三脚の「前足」をその高さに伸ばす。太い段から順に伸ばす(細い段で高さを調整)
- 残りの二本の足を「前足」と同じ長さになるように伸ばす
- 前足を地面につける
- 後ろの二本の足をそれぞれ手で握り、前足を支点にして手前に引く
- 三本が全開になるまで広げる(設計上全開で性能が出るように開く角度が決めてある)
最後に質問も受け付けました。
ビデオ用三脚はなぜ高いのでしょう?と質問した流れで、「プロ 330 HD」のような安価なビデオ用も想定したフリュード雲台付き三脚も紹介されました。
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