2014年11月8日土曜日

富士フイルム【タッチ&トライ 】 レンズ交換式プレミアムカメラ“Xシリーズ”体験・お試しセミナー @富士フイルム本社

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11月1日(土)に東京ミッドタウンの富士フイルム本社(フジフイルムスクエア)で 「【タッチ&トライ 】 レンズ交換式プレミアムカメラ“Xシリーズ”体験・お試しセミナー」(魚拓) に参加しました。

厳密にはフジフイルムスクエアは1Fにあるショールームで、2階のセミナー室はフジフイルムスクエアではなく本社となるようです。このセミナー室は2月にX-T1の新製品発表を行ったところです。小ホールくらいの広い部屋ですが今回はパーティションを使って小さくしてありました。

講師は、富士フイルムインストラクター渡辺さん。

参加者は8人くらいだったと思います。女性4人、男性4人。中に娘さん含めて家族三人で参加という方が。このパターンはフジでも珍しいのか、それともよくあるのか?家族で参加するというのは、パナソニックでこそありそうなイメージがありますがパナソニックで「一家揃ってカメラ」という参加者には私は出会っていません。

他の男性は30代か40代前半かの割と若い人。若い人がいるのは土日のセミナーだからでしょう。

機械の貸出があり、レンズもひと通り揃っていてセミナー後半に試せました。カメラボディーは何種類か用意されていたので希望の機種が借りられました。私はX-T1。 SDカードを持ってくるとデータ持ち帰りが出来るということで(というより申し込みページと直前のお知らせメールでは「もってこい」と書かれています)SDカードを持参しました。

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セミナー風景

セミナーはちょっと異色で、全員が以下の三点を自己紹介してくださいと言われます:

  • 名前
  • 持っているカメラ(カメラメーカー)
  • 撮りたいもの、質問したいこと

今回の参加者が持っているカメラは、当然ながらニコンとキャノン。あとフジのセミナーなのでX-EシリーズだったかX-Mシリーズだったかを持っている人。

セミナーは前半は、製品ラインナップの紹介。X-Pro1から時間を追って紹介していく時間のかけよう。それから優位性の説明としてセンサーのX-Transの説明、「カメラからフィルム、プリントの写真のすべてを一貫してやって80年の会社。そしてデジタル時代の今はイメージセンサーを作っている」。

ここまででかなりの時間を使いました。そのあとに各参加者が冒頭の自己紹介でいった「撮りたいもの」に対して、Xシリーズとレンズを推薦していきました。

この講座は初級に分類されているので、こういう構成なのは当然なのでしょうが、実際に来ている人は実は既に他社のカメラユーザーか、フジのユーザー。それもみなさんそこそこ写真は撮っているよう。なのでアプローチのしかたはもっと違ったほうがよいのではないかな、と思いました。 やや、気合で売り込むみたいなところを感じました。

フジのカメラは、カメラ趣味を結構上品にやれる人が買っているイメージがあるのですが(2chをみても、ほとんどアラシが出ない。非常にうまい写真がアップされる)、そういう人には黙ってても売れるから、それより販促活動は素人さん向けでということでしょうか…

操作性関連わかったこと、印象

最後に各自、自由に撮影。各テーブルに花と小物が用意されていました。

部屋の照明が普通の会議室のものなのでちょっと暗かった。机の上のものを撮るということはマクロなのですが、フジのマクロは手ぶれ補正がないことに気づかず手持ち撮影をしてぶらしてしまいました(三脚を持ってくるという用意周到さが足りませんでした)。

セミナーでの私の理解が正しいのなら、X-T1は(おそらく他機種も)オリンパスやパナソニックでいうところの「AF+MF」というのは無い。従ってAF時はMFアシストも出てこない。 MFアシスト時拡大出来るようだが(後でtwitterで指摘してくれた人がいます)今回のセミナーでは私の聞き方もよくなかったのか拡大を体験出来ませんでした。(MFアシストと言ったら拡大に決まってるだろと思って質問していたので)

フォーカスピーキングはそれなりに便利ですが、拡大させる方法がわからなかったので役立たず、また暗くて手ブレしてしまったので結果としてピントが外れてしまいました。

スプリットイメージは私にはさっぱり見えず。花のような複雑な形だとずれてる(スプリット)こと自体がわからない感じ。スプリットイメージの場合白黒になるのも見づらい。これも拡大していればまた違ったと思いますので今回は判断材料になりません。

寄って撮っていた時(=被写体と背景で明るさの差が大きい)、EVFの見え(露出具合)が撮った写真と違うことが多かった。EVFでは独自に露出している感じがする。 しかもスポット測光にしても評価測光のようにEVFが振る舞いしかもアンダー(明るいところに引っ張られる)ということがあり、暗くてMFしづらかったり、EV補正と見えが一致しないことが多い。撮れた写真の露出は特におかしいことはないのでEVFだけの現象のようです。

マクロではAFはよく迷う。カメラの設定に「マクロモード」というのがあるのがよくわからない。これはもしかするとAFが迷いやすいために、ボディー側でフォーカスリミッターを持っているのか?とちょっと深読みしてしまいますが、よくわかりません。 マクロレンズをつけているのにマクロモードにしないと寄れない?

60mmマクロは最短撮影距離27cmほど。倍率が0.5倍とやや小さい。35mm換算で、マイクロフォーサーズのマクロレンズ(フォーサーズレンズ含め: 0.5倍のZUIKO DIGITAL 50mmを除く)と比べると二倍以上差がある。手ぶれ補正なし。

AE-Lと別にAF-Lボタンがあり、MF時はこれで親指AF出来る。

インストラクターの方が、参加者の質問に答えて純正のMマウントアダプターの説明をしてくれました。 これは中々おもしろく、マウントアダプター部にボタンスイッチがあります。これを押すとボディー側に事前の登録したレンズパラメーターのリストが出てくるのでそこから装着レンズに合わせたリストを選ぶというもの。パラメーターは、焦点距離、歪曲収差補正量、周辺減光補正量など。デジタル補正が出来るのはリコーのGRにあったような機能ですね。 この機能とアイデアはいいなと思いました。 しかしオールドレンズ遊びがフルサイズセンサーのミラーレス ソニーα7系が出たことで画角的にそっちでという感じになっていてやや惜しい。

撮影結果

フジのカメラのうまい(性能がよくわかる)作例はもうやまほどあるのでいまさら、というものです。また室内での手持ち撮影だったためISO 800、手ブレ/ピントずれ気味(手ブレ、ピンぼけが激しいものは除外してあります)、拡大モードに出来なかったためピントが追い込めてないものばかりで、失礼致します。 個人的に何度か体験をすることで、自分の中に「こういうかんじ(性能)かな」という感触を得るための第一歩という目的です。

フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

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フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro

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フジノンレンズ XF14mmF2.8 R

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