2014年11月20日木曜日

パナソニック LUMIX DMC-LX100 撮ってみました(下)

P3440321

10月15日(土)にパナソニック LUMIX DMC-LX100で色々撮りました。

写真撮影がメインではなく、奈良で「飛鳥・藤原遺跡見学会(PDF)」(魚拓)に参加しながらでしたが、解散後夕方になるまでは自由に撮りました。

P3440157 P3440160

花のマクロ、強い影が出ているシーンになってしまいました。右の花びらにかかっている影はカメラの影です。

上の写真がF5.6、下がF2.8。ワイド端で撮っていたので、開放F1.7でも撮ることが出来たはずなのになぜかF2.8でやめてしまっていました。ただ、花のマクロでF1.7は家の周りの花で少し試しましたがさすがに被写界深度が浅いので私が撮ると何が写ってるのかわからない写真になってしまいます。

手持ち撮影で、LUMIXの特徴「ピンポイントAF」でズバッと狙って(という感じがする)撮影。

P3440288
Pモード、手持ち: ISO上限設定 無し
P3440289
iAモード、手持ち: i手持ち撮影 オン
P3440296
ISO200、長時間露光: 固定物に置いて、カスタムホワイトバランス

ライトアップの夜景。PモードとiAモードのi手持ち夜景の差があまりわかりませんでした。手ぶれ補正が優秀ということでしょうか。

i手持ち夜景では6枚だったか8枚だったかを連写します。後述するように、JPEG+RAWやRAWではiAモードでi手持ち夜景が働きません(オフ固定になってしまう)。JPEGのみに設定する必要があります。どちらも、五重塔はよくディテールが残っています。しかし松の木の葉は潰れてしまっています。

三枚目は通常の夜景撮影。地面に20cmくらいの柱状の常夜灯があったのでそこにLX100を載せてレンズ鏡筒の下にものを挟んで構図を決めました。A優先のF5.6、ISO 200固定で長時間露光。ホワイトバランスを手動設定で変えてみましたが、「晴天」かAWBがよかったように思います。松の木の葉もかなりきれいに残っています。

P3440330 - Version 2
純正フラッシュ DMW-FL70 と、ワイヤレスのニッシンデジタル i40 の2灯でのTTL発光で

フラッシュ機能も手抜きなく、露出補正連動のオンオフ有り。ワイヤレスコントロールも可能でグループA B C とボディーの4グループ、チャンネル4ch。 純正フラッシュDMW-FL70をコマンダーにしてニッシンデジタルi40フォーサーズ用をリモートにして発光させることが出来ました。 もちろんi40フォーサーズ用をホットシューに直接付けてTTL発光での撮影も出来ました。

他に気づいたこと、要望などを書くと:

  • SDをフォーマットするとLUMIXと名前がつく
  • カスタムセットはAFかAF🌷かを覚えている(AFモードスイッチと異なる)
  • カスタムセットはPASMを覚えないので記憶させられるものが限られる。PASMは絞りリングとシャッタースピードダイヤルで決まってしまう
  • マクロはワイド端ではレンズ先端くらいまで寄れる(スペック上はW端は3cm)が、少しズームすると30cmになってしまう。最大倍率はワイド端の時。もう少し長い方まで(できれば50mm相当まで)マクロが出来るとうれしい
  • 開放F1.7はW端だけ。ズームするとどんどんF2.8に近づいていってしまう。もう少し長い方までF1.7でいて欲しい
  • ファインダー倍率約0.7倍(35mm換算)というのは16:9の時ではないか?ファインダー画素は、16:9より3:2や4:3は少し小さい
  • フィルターは、フィルターボタン以外で呼び出す方法がない(メニューから呼び出せない) → ファームウエアアップデートでフィルターボタンをFn化出来ない
  • i手持ち夜景、iHDRはiAでの自動判別。手動でこれらのモードはセット出来ない
  • i手持ち撮影、iHDR、EX光学ズーム、iAズームはJPEG+RAWあるいはRAWに設定しているとオン出来ない。JPEGのみに設定の必要あり。JPEG+RAW/RAWに戻すとオフに戻されてしまう。設定戻し忘れし易いので、JPEG+RAW/RAWの設定のまま黙ってJPEGだけ出して欲しい。オンオフも覚えておいて欲しい(今は、JPEGにした時にメニューから毎回オンに設定しないといけない)。オリンパスはこの手の機能ではJPEG+RAWでは素で撮ったRAWデータが記録される
  • Fnがもう一個欲しい。カーソルボタンをダイレクトフォーカス移動に設定した時、カーソルボタンに割当てられていた機能にあと一つ足りない
  • フィルター、iA、動画RECボタンがFnボタンに出来るようにしてほしい。かわりにフィルターとiAの呼び出しをQ.menuの項目に追加したらよいのではないか?
  • Q.menuでフォーカスピーキングのH、Lも切り替えられるようにしてほしい
  • 絞りリングのでっぱり(ゆびかけ)が意外と出っ張っていてファインダーを見ながらコントロールリングを探す時じゃま。もう少し低くして良いと思う
  • フォーカスリングとコントロールリングの前後が逆のほうが使い易い
  • シャッタースピードダイヤルは1段刻み。各段の前後±1/3段、±2/3段はクルクルダイヤルかコントロールリングで設定する。絞りは1/3段刻みでリングで直接設定できる
  • Pモードでのプログラムシフトはクルクルダイヤルで行う。コントロールリングではない(コントロールリングにプログラムシフトの設定は出来ない)
  • コントロールリングは標準では、P、A優先の時にステップズーム、S優先、Mの時シャッタースピード微調整(±1/3、±2/3段)というのはやや非対称。だが絞りリングとシャッタースピードダイヤルの刻みを考えると現実的かもしれないが。設定でズーム(ステップズーム)に固定することも出来る
  • コントロールリングでステップズームするとズームの方向が逆転することがしばしばある。チャタ?
  • コントロールリングがステップズームの時に速く(大きく)ズームを動かそうとしても遅い。ズームレバーを使うと早い
  • 風景の時にピンぼけの時がある。手ぶれ補正?AF?自分の腕の問題?
  • 起動は速くすぐにシャッターが押せるが、時々LVFが見えるまで少し時間がかかる(条件不明)
  • ダイヤル式は、老眼だと実は意外とそんなに便利でもない(見えない)
  • レンズ鏡筒先端のバヨネットカバー(リング)がものすごく固くて外れない。カメラが歪みそうで怖い。自動開閉レンズキャップでも同様。速いスピードで一気に回すと少し外しやすいかもしれない(力より速さ)
  • MFアシスト(拡大画面でPinP)の時も水準器が出てほしい。LUMIXはMFアシスト表示のタイムアウトがかなり長いので、待たずにシャッターを押したいが水平がずれてしまっていてもわからない。ピンポイントAF同様にタイムアウトの時間を設定できるのでもよいように思う
  • GM5で親指ダイヤルが付けられたのだから、LX100も親指ダイヤル式の方がよい。クルクルダイヤルは逆転したりカーソルボタンが押されたりして急いで操作出来ずシャッターチャンスを逃す。EV補正ダイヤルが居て入れる余地がないのかもしれないが

今回ストラップはハンドストラップDMW-HSTG1を付け、片吊り、手持ちにしてみました。このハンドストラップはGF3の時に出てきたものだったと思います。私はGX1に付けてみたのですがレンズが大きいとやはり手で持ち続けるのは重く、片手が塞がるのも不便だったので使わないでいました。今回はコンデジでレンズ交換がないので、軽快な使い方ということでこのストラップを付けてみました。しかし、やはり使用感は今ひとつなので他のストラップを探そうと思います。

このハンドストラップは手首にぶら下げるには長すぎてカメラがぶらぶらしてものにぶつかるのでカメラから手を離せません。同様に輪が長くて、手首にはまるように絞る機構がないため冬場に手袋をしているとストラップがはまっている感覚が手には伝わらず、手袋から滑り落ちる、あるいは手袋ごと手から抜け落ちるということがあります(実はわたしはGX1でそれを経験し、修理することになりました)。

今回の見学会で他の人がコンデジをどんな風に持っているかをみると、片持ち式で首から吊るしている人が結構いました。この形のストラップで何かいいのがないかな、と思います。

付属品として純正肩掛けストラップが付いてきますが、なんとなくコンデジは両吊りでしっかりぶら下げている感じではないのではないかなあと思っています。

レンズ交換が出来ないことで、逆に割り切りが出来て軽快に使えます。広角側が24mm(35mm換算)からあるので風景、建物に使える。望遠側が75mm(35mm換算)で撮れないものは諦める(=レンズ交換カメラを使う=レンズ交換カメラは望遠レンズ専用にする)ということでもコンデジなら割り切れる感じがあります。 広角側はLX100で、それ以外はマイクロフォーサーズでという二台体制に今度挑戦してみようと思います。

空間認識AFを使っているLX100なので、いずれ動きもの、AFCを試してみたいと思います。また動きものといえば4K PHOTOも試してみたいと思います。

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