2013年11月24日日曜日

LUMIXカメラ教室 〜デジタル一眼 GX7を使って楽しく撮影体験してみよう!〜 @パナソニックセンター東京

P3420525

背面モニターとLVFの調整をする

写真展「綾瀬はるか x LUMIX GM Gallery」へ行く前に、パナソニックセンター東京で 「LUMIXカメラ教室 〜デジタル一眼 GX7を使って楽しく撮影体験してみよう!〜」(魚拓)に参加。

講師はお馴染みの 森脇章彦 先生。

そばの東京ビッグサイトで「モーターショー」をやっていたため、りんかい線も、国際展示場駅前もかなり混んでいました。

パナソニックセンター東京は館内撮影禁止ですし、セミナー風景、セミナー実習でのモデルさん撮影結果は肖像権上掲載できませんので…写真類でセミナーの様子が分かるものはありません。

内容についても、全コピーするのはどうなのかはっきりしませんので、あまり書けませんが…

P3420524

操作の基本: 見ないでもボタン類を、右手で操作できること

私は全機種のセミナーに出たわけではないので、いつの機種から変ったのかはわかりませんが、今回は今までのカメラ初心者にカメラの使い方&新製品の商品特徴を説明するという形式から大きく脱して、商品説明はなし。GX7を活かす設定方法を解説。 初心者向けから、初級者向けに変化していましたので、全くの素人はちょっとついていけないところがあったかもしれません。

工場出荷値(リセット後)は、パナソニックはやや素人向けの無難な設定にしているので、GX7が活きないと言うことで何ヶ所かの設定をカスタマイズすることを教えてもらいました。

「なるほど、ちょっとやってみよう」という設定がたくさんあり、早速そう設定してみました。例えば、上述の「綾瀬はるか 写真展」はここで言われた「縦横比 3:2」で撮影されてます。

縦横比 3:2

P3420556

パナソニックセンター中庭: 撮影実習

先生が3:2を推す理由は、プリントした場合に上下が切れないから。4:3で集合写真を撮って、それを印刷すると最後列(=画面の上端のほう)の人の頭が切れてしまう(=失敗写真になってしまう)から、と。Webしか考えないなら4:3のままでもいいのかもしれません。

マイクロフォーサーズに於ける4:3

マイクロフォーサーズは4:3を規格にしているため、それ以外の縦横比はトリミングでしかないため(パナのGH1、GH2だけが「マルチアスペクト」で対角線長が変わらないで縦横比だけ変えられた)、 もとから3:2のカメラと比べると同じ焦点距離(35mm換算焦点距離)で、一回り小さくなり左右も上下も少し狭く狭くなっているので、損をしている感じでいやなのですが…。特に広角レンズで狭くなってしまうのが(広く撮るための広角なので)。

4:3と3:2の得失

4:3も好きな時があり、それは縦位置です。この方がバランスがいい感じがすることがあります。フィルム時代の「ハーフサイズ」って縦位置の4:3です。

フィルム横 x 縦(mm)横 : 縦
35mm3236 x 243 : 2
ハーフサイズ1618 x 243 : 4

3:2の方が余計なものが写らない感じもしていて…マイクロフォーサーズにはなんとか3:2も正式対応(規格化)して欲しいのですが…

縦横比を変える場合でも「イメージサークル」を同一に保って変えるようにすればいいので、レンズは一切変更不要で今までのレンズでも全くケラれず正常に使えます。(すでにGH1とGH2の「マルチアスペクト」がこの方式)なので、3:2に変更すること自体は技術的な問題点は無いはずです。

4:3と3:2の両対応となるとパナの「マルチアスペクト」になるので、センサーの面積が大きくなり、コストアップになるのが問題点でしょう。3:2専用センサーにして、4:3をトリミングで対応するという荒っぽい(?)規格変更をすればコスト面はそんなに差がでないでしょうが、 今までの4:3よりは一回り小さくなってしまうので、既存ユーザーで4:3を支持していた人から今度は不満が出るでしょう。

「モニター調整」/「LVF調整」

森脇先生の特徴は、昔から、LVFと背面モニターの色調整の設定を教えてくれること。撮れる色に近いように調整(キャリブレート)した結果を教えてくれます。冒頭のX-riteのカラーチェッカーの写真は、撮る前に背面モニター/LVFで見た色と撮った結果を再生して見た色がそっくりになっていることを体験する時に撮影したもの。 これで、撮る前にモニターを見て色々設定をいじって色をいじった時、写った結果がそれと同じになるので、ライブビューの意味があります。

LVF/Fn4を「手ぶれ補正」

P3420523

パナソニックセンター東京前からみた東京ビッグサイト

先生がFn設定をちらっとみせてくれたのですが、その中から「これは!」と思ったのはLVFの脇にあるLVF/Fn4に「手ぶれ補正」を割り当ててあること。早速真似させていただきました。

LVF/Fn4は離れているため、よく押すものには使えません。一方LVF切り替えはアイセンサーがあるのでLVFボタンとしてはほぼ全く使い道がありません。このためこのボタン、遊んでいてもったいないと思っていたのでした。

手ぶれ補正はこう言う時オン・オフする

手ぶれ補正のスイッチがレンズについている場合はそこを手動でオン・オフするしか変更する方法はありませんので、これはしょうがないのですが、

  • スイッチ付きレンズでの「流し撮り設定」
  • スイッチ無しレンズの手ぶれ補正のオン・オフや「流し撮り設定」
  • ボディー内手ぶれ補正のオン・オフや「流し撮り設定」

は、メニューにもぐるしかありません。

「モニター撮影情報確認画面」には「手ぶれ補正」の項目がないのでそこでも切り替えられません。

夜景やマクロ撮影の時にオン・オフするので(あるいは動体を撮る人だと流し撮りの時にオン・オフするでしょう)、使うときには使う設定です。

マクロ撮影は、基本は三脚ですが時々手持ちで済ませたい時があります。マクロ撮影するつもりがなくて三脚を持たずにでかけ、たまたま花を一つ、二つ撮りたいとか、三脚禁止の花見会場とか、blog用ブツ撮りなので横着して手持ちで済ませようとする時とか、です。なので手ぶれ補正をオンする時とオフする時があります。

夜景は、三脚前提ですので手ブレオフで決まりですからカスタムセットにその他設定と合わせてまるごと登録してしまえば済みます(手持ちで夜景を撮るにはAモードで絞りを開き、高ISOにするので色々設定が違う)。

「カスタムセット」の性質

モードダイヤルのカスタムセット(C1〜C3)の特徴は、各設定はカスタムセットを選んでいる時だけのもので、PASMモードに戻すとカスタムセットにする前の設定に戻ることです。 ですからカスタムセットに「手ぶれ補正オフ」を登録しておいても、モードダイヤルをPASMに戻せば、「手ぶれ補正」も元の値(大抵のユーザーはオンでしょう)に自動的に戻ります。

また、カスタムセットを選んでから、設定を変えて撮影してもカスタムセットに記憶されはないので、カスタムセットを呼び出す時はいつでも登録した時の設定になります(いわば「リセット」される)。

従ってカスタムセットで「手ぶれ補正」をオフで登録して、手動でオンに変えても、次にまたカスタムセットを選べば「手ぶれ補正」はオフで呼び出されます。オンで登録して、手動でオフにしても、再度カスタムセットを選び直せばまたオンで呼び出されます。

今まで不便だった訳

LUMIXの場合、本来は「たまにいじる設定」はQ.menuが適役なのですが、現状のGX7は「モニター撮影情報確認画面」を出しているとQ.menuが出ません。LVFを覗いてQ.menuボタンを押すと出ますがQ.menuボタンを押してから覗いてもだめ。Q.menuを押すのにまずLVFを覗くというのはどうしても忘れてしまいます。 なので結構不便をしていました。

LVF/Fn4ボタンに「手ぶれ補正」を登録するのは大変便利に思いました。

もちろんQ.menuにも登録しておきます。LVFを覗いたままで設定変更が簡単に出来るのがQ.menuだからです。LVF/Fn4は最初に述べたようにカメラを構えた状態では右手でも左手でも操作しづらいです(左手で押すにはLVFがじゃまをしていて届かない)のでQ.menuに登録しておくのは便利です。

「電子シャッター」や「サイレントモード」をソフトFnやQ.menuへ

ほかに「電子シャッター」か「サイレントモード」をソフトFn(Fn5〜Fn9)に割り当てておくのも便利に思いました。ソフトFnはボタンのFnよりもさらにたまにしか使わない設定に使うことになると思いますが「電子シャッター」や「サイレントモード」は子供の音楽会の撮影などで無音にする時に使うのですがメニューから探すとわかりづらいですし、 ごくたまにしか使わないので場所を覚えていることもまずないでしょうから、ソフトFnやQ.menuに割り当てておくのはいいアイデアだと思いました。


参加者は大学生っぽいけどもう少し年上か?という三人組からおじさんまで。今までいた「カルチャー教室」的おばさんは居ず。また同様に以前はみかけたかなりの高齢者もいませんでした。女性は、カップルも単独も。単独女性(=積極的)が出てきたのはオリンパスと似てきた感じです。

講義後はすっかり外は暗くなっていました。「モーターショー」帰りの人がたくさん駅に向かい、電車に乗っていました。私は続いて写真展「綾瀬はるか x LUMIX GM Gallery」へと、原宿 表参道ヒルズへと りんかい線、山手線と乗り継いで向かいました。

P3420521

国際展示場駅

「モーターショー」らしい垂れ幕

0 件のコメント:

コメントを投稿