2013年8月24日土曜日

パナソニック LUMIX DMC-GX7 デビューイベント @東京

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別売の大型アイカップ DMW-EC1 装着状態

パナソニックのDMC-GX7の東京でのデビューイベント魚拓)へ行ってきました。

恵比寿ガーデンプレイスの向かい。アメリカ橋(?)のたもとのイベントスペース用のビルという、ちょっと大企業パナソニックらしからぬロケーション選択。これ、普通に、お台場のパナソニックセンターでやっちゃだめなの?

ビルの正面は実は2階で、レストラン。会場階へ上がるにはビルのわきにある階段を降りてビル裏のビル一階入口から、荷物搬入兼用のエレベーターで上がるという、なかなかマイナー感あふれる入り方です。

会場に入れば別世界。説明員付きのカウンターにカメラが6台くらい。さらに、4つの撮影コーナー(うち二つはモデルさん付き)で自由に撮影できる貸出用カメラが何台かあります。

まだファームウエアがベータなので撮影したデータは持ち帰れませんが、一枚だけエプソンのプリンターで印刷して持ち帰ることが出来ます。

また、他社製レンズも全部揃って展示されていて(オリンパス、コシナ/フォクトレンダー、シグマ、トキナー。多分、Samyangと、ケンコーだけない)、リクエストすれば装着可能です。自分の持ち込みレンズもOKのようでした。

会場内は撮影禁止だったのですが、トークイベントをやる写真家の森脇先生のお口添えで、ブツのみの写真撮影はOKとなりました。おかげで今回のblogに実機の写真が載せられました。森脇先生ありがとうございました。

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恵比寿 LIVING ROOM がある EBISU FORT

目黒駅のある南側から眺める

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機能

フォーカスピーキング機能の視認性が良すぎてすばらしい。MFアシストと組み合わさって、拡大画面でピーキングの色づきをみてピント合わせというのが猛烈に快適です。

AF+MFもこれでさらに強力になりますし、わざわざあるAF、MF切り替えレバーによるMFへのワンタッチ切り替えも生きてきます。説明員の方も「ボディー内手ぶれ補正とフォーカスピーキングを合わせて、オールドレンズや、動画でのMFの使いやすさの向上を狙った」というお話(動画撮影時もフォーカスピーキングは利くそうです)。

フォーカスピーキングは、Fnキーに、効き方(強弱: コントラストAFの判断する画像解像度の切り替え)の切り替えがアサイン出来ます。これを使うとMF中にワンタッチで弱→強と切り替えられる(弱→強→オフ→…となっている)ので弱で荒く合わせて、Fnで強に切り替えてさらに高精度に合わせこむという使い方が可能です。

UI (ボタン/ダイヤル/表示)

MFアシストの拡大倍率は、ダイアルで変えられますが、後ろダイアルは段階が荒い、前ダイヤルは段階が細かいと、振り分けられています。大きく倍率を変えたいなら後ろダイヤルを回せばいい(これが今までのLUMIXの倍率だと思います)。ちょっとだけ変えたい時は前ダイヤル。

後ろダイヤルはGX1同様、押すと「決定」ボタンになっているタイプ。初期設定ではこの後ろダイヤルだけでGX1と同様な操作が出来ます(SSやFの変更→ワンプッシュ→EV補正→ワンプッシュ→SSやFの変更)が、設定によってオリンパス E-M5のように前ダイヤルがEV補正というようにも出来ます。

ボタンは結構多く、ソフトウエアFn(画面上のFnボタン)もあり、ほとんど標準設定のままで足ります。Fnボタン化するとしたらせいぜい前述の「ピーキング(フォーカスピーキング感度切替)」程度ではないでしょうか。そもそもパナソニックは強力なQ.menuボタンがあるのでこれでかなり足ります。

今回さらにオリンパスのスーパーコンパネ風(実際にはGH3から?)というか、キヤノン、ニコン、ソニーとかの一眼レフの背面モニターに出るような大きな設定表示が加わりとても見易く、タッチで直接選択できるので非常に便利です。

背面モニターはDISPボタンによってライブビューも出せるので、LVF/Fn4ボタン(LVF切り替え)はそんなに必要ではありません。 LVFを覗くと自動的にLVFに切り替わり、目を離すと背面モニターがライブビューのままで戻ってきますのでわざわざLVFボタンを押す必要はありません。従ってこのボタンはFn4として使うことが出来ます。

録画ボタンはFn化出来ません。オフできるかどうか不明。iAボタンはなくなりました(モードダイヤルの中に入った?このblogを読む人はiAモードなんか興味ないと思いますが、あのボタンがあるとファインダーを覗いたままの操作で他のボタンと間違えて押したり、青色LEDの照明が明るすぎて夜景撮影などでじゃまという問題があって、嫌われていたので無くなったという情報は興味のある話だと思います)。

ISO感度設定の時、後ろダイヤルでISO感度の選択、前ダイヤルで上限設定の選択と、設定画面一ヶ所で両方の設定が一度にできる。2ダイヤルのこういう使い方がパナソニックのUIの優れているところの典型。

ファインダー

ファインダーは私はな〜んにも問題感じないんですけどね。カラーブレークが〜、とか、画面の隅で歪みが〜、とかいう人いますけどね。ちなみに私は大型アイカップを使うことに決めているので今回は大型アイカップ付きのボディーばかり覗いていました。 思ったよりは浅いカップなのですが、確実に標準のものよりは大きく深いです。E-M5でもEP-11を付けている人なので、このアイカップがいいです。

ノイズ(高ISO)

データが持ち帰れないこと、印刷が一枚だけということだったので、今までのLUMIXの問題点だった高ISOでのノイズの多さがどうなっているかはっきり確かめることは出来ませんでした。

ISO 3200で香水の瓶のコーナーで45mm マクロで撮ったものを印刷してもらいました。 これを見る限りは以前のパナソニックのセンサーに比べればだいぶノイズは少なく、かなりいける感じに思いました。印刷は画面の等倍鑑賞よりずっと解像度が低いのであまりテストになっていませんが。

せめて2枚印刷できればISO 1600か800あるいは200と比較できるのですが。 ここらへんは、各カメラマスコミサイトの記事待ち&発売後のユーザーのblog公開待ちとなりましょうか。

その他

写真家の森脇先生のトークでは、イチオシはiDレンジの「オート」と「ハイライトシャドウ」(トーンカーブをいじるやつ。オリンパス E-M5以降に同様にものがついている)。iDレンジ オートでの作例で、明るい屋外で屋根の下で撮影して、天井の暗部と周囲の直射日光が当たっている風景とが両方収まっている様子をみせてその強力さをアピール。

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NOKTON装着状態

隣の人の持ち込みを撮らせてもらった。パナソニックでも他社レンズを用意しているので持ち込まなくても装着できる

ブラックボディーの仕上がりがかなりよく、黒鏡筒でも銀鏡筒でもかなりかっこいいです。上の写真のNOKTONは隣に来た人が持ってきたレンズですが、あまりにかっこよかったので私も撮らせてもらいました。が、被写界深度が浅すぎてボケボケでした。

先日中古で買った、オリンパスの4/3レンズ ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroはこういう時のために買ったもの。 調度よい焦点距離、ばっちりの最短撮影距離でした。

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2 件のコメント:

  1. 会場内撮影禁止(撮影データ持ち出し禁止)じゃなかったんですか?

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  2. 撮影は条件付きで許可を取りました。
    データは持ち出していません。
    ブログの中に書いてあります。

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