先日の秋葉原夜景の際に、キヤノンのNew FD50mm f/1.4も持って行来ました。
上の写真は、UDXのテラスから秋葉原駅のホームを撮ったもの。寄りかかったり、腕を固定物に乗せたりせず完全に手持ち撮影。
撮影データ:
- カメラ
- : オリンパス OM-D E-5
- レンズ
- : キヤノン New FD50mm f/1.4(マウントアダプター使用)
- その他
- : RAYQUAL CFD-M4/3
(キヤノン FD/New FDマウント用マウントアダプター)
- 露出モード
- : 絞り優先
- シャッター速度
- : 1/25秒
- 絞り値
- : 1.4
- ISO感度
- : 800
- 露出補正
- : +2/3 ev
- WB
- : AWB
京浜東北線の前面にあるEAST JAPAN RAILWAY COMPANYの字がかなりはっきり写っているので、E-M5は2段の手ブレ除去は確実にある感じ。
E-M5の手ぶれ補正は2段強
35mmフィルム換算で1/焦点距離(mm)秒以速のシャッター速度が手ブレが写らない目安。ただしこれはフィルム時代の話。半導体イメージセンサーはフィルムの解像度を越えたため、等倍鑑賞をしても手ブレがわからないようにするには、1/画素数 秒(100万画素なら 1/100、160万画素なら1/160)より速いシャッター速度で切る、とパナソニックのセミナーで言われました(ニコンの人も「フィルムより半導体センサーの方が解像度が高い」のでレンズの解像度やミラーショックなど色々精度が要求されていると言っていました)。画素数を基準にしていると、フィルム時代の1/焦点距離より1/画素数が、望遠レンズでは遅くなってしまい矛盾するので、多分、1/焦点距離と1/画素数のどちらか速い方でということでしょう。
すると、E-M5は160万画素、50mmレンズは35mmフィルム換算で100mm相当となるので
- 1/160秒
- 1/100秒
注意点は、今回はマウントアダプターを使ったレンズなので、E-M5の「5軸補正」は行われていないはず。「5軸補正」は電子接点がついているm4/3準拠レンズと4/3準拠レンズだけ。なので上下左右の「シフトブレ」は除去されず「3軸補正」の手ブレ除去ですが、マクロ撮影ではなく、100mm相当の中望遠撮影ですから、「5軸補正」とあまり差はないでしょう。
オリンパスOM-Dの手ぶれ補正は本当にすごい。私が知る限りでは飛び抜けて補正効果が高い。どのメーカーに言ってもその話をするが、どのメーカーの人も「プロのカメラマンはみんなそういってますね。」という。どうやら業界の共通認識のようだ。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI)さん (@S_HANAWA) 2013年3月14日
ちなみに、手ぶれ補正効果はシャッター速度何段という形で表されることが多いが、今までは各社バラバラのテストだった。今後はCIPA基準ができたのでそれに則ってテスト&表記するらしい。そうなるとほとんどのメーカーの補正段数が2段程度は落ちるらしい。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI)さん (@S_HANAWA) 2013年3月14日
つまり、今まで補正効果4段分と謳っていたレンズが、補正効果2段分(CIPA基準)というようになるみたいですよ。テスト方法が変われば結果も変わると言うことです。逆に言えば、撮り方、構え方によって効果は変わると言うことですね。みなさん、ぶれないように構えましょうね。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI)さん (@S_HANAWA) 2013年3月14日
以前、奈良の夜景で試した時では、1/焦点距離より3段(1/8)遅く設定するのはかなり打率が悪く、2段では手ブレ無く(高ISOによる荒れで分からない)撮れたので、E-M5の手ブレ補正能力は1/焦点距離に対して3段と2段の間という感じかなと思いました。
New FD50mm f/1.4の開放での夜景は光源のぼやけが激しい
以前から気づいていたのですが、このレンズ、夜に光っているものを撮ると、それがかなり激しくぼやけます。あと絞りによって明るさが変わる。これは絞り込み測光による問題なのかもしれませんが。
撮影機材(共通):
- カメラ
- : オリンパス OM-D E-5
- レンズ
- : キヤノン New FD50mm f/1.4(マウントアダプター使用)
- その他
- : RAYQUAL CFD-M4/3
: (キヤノン FD/New FDマウント用マウントアダプター)
- : 三脚使用
撮影データ(F1.4):
- 露出モード
- : 絞り優先
- シャッター速度
- : 1/25秒
- 絞り値
- : 1.4
- ISO感度
- : 200
- 露出補正
- : ±0 ev
- WB
- : AWB
撮影データ(F2.8):
- 露出モード
- : 絞り優先
- シャッター速度
- : 1/5秒
- 絞り値
- : 2.8
- ISO感度
- : 200
- 露出補正
- : ±0 ev
- WB
- : AWB
イルミネーションの「JR 秋葉原駅」にピントを合わせているのですが、F1.4ではこのイルミネーションがぼやけてしまいピント合わせがうまく出来ません。ちゃんとした比較をするなら他のポイントを使ってピント合わせすべきでした。光っているものがぼやける現象は一番最初の写真の京浜東北線のLEDの行き先表示装置の字でも起きていて全く行き先が読めません。
一方ロータリーにある旗の字など、発光していないものははっきりしているので、絞り開放での解像度の低下ではなさそうです。
2段絞る(F2.8)としゃっきりし、「JR 秋葉原駅」の字がちゃんと読めるようになっています。また2段絞ったほうが適正露出になっています。なぜでしょう…ここらへんシャッター速度の段階が荒いのかな? 以前も夜景撮影で同じ経験をしていて、今回それを再確認するために行いました。
明るいの撮影では露出アンダーで撮れるということはないように思います。
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