2013年2月2日土曜日

CP+ 2013

IMG_3771
CP+へ行って来ました。今年はボディーの新製品がほぼ全くない状況で「なぜ?」という困惑も多少ありますが、行ってみれば、m4/3のレンズがそこそこ発表されていたり、変に混んでいなくてブースが観やすかったりと意外と好印象でした。


全容は、デジカメ Watchの「CP+2013イベントバックナンバー」をお薦めします。

コシナ Voigtländer NOKTON 42.5mm/F0.95はカウンターで貸し出してくれ自分のカメラに付けてOK。既発の17.5mmと25mmも用意してあるそうです。
P2020809
開放のF/0.95で撮影
P2020810
F/1.4で撮影
P2020811
F値不明(F/1.4かF/0.95のはず)
やっぱりExifが入らないのは不便ですねw レンズバーのカウンターの方とその点についてお話ししてみました。ただ、このF/0.95というのはm4/3の場合電子接点が並んでいる部分にイメージサークルがかするためにじゃま(ボケがきれいな丸にならない)ということで取っているという噂も聞いているので、無理なお願いかもしれません。が、カウンターの方は真摯に聞いてくださいました。
NOKTONの場合F/0.95というのがウリだと思うので、商品企画の点でF/1.2とかに下げて電子接点もつけて…ともいかないと思います。例えばパナソニックは42.5mをF/1.2で出すと言ってますし。これと同じもの(ヘタするとMF)を出しては逆に売れなくなってしまうかもしれません。どうしてもパナの販売網の広さと量産コストの低さには敵わないわけなので。F/0.95だからこそ、MFでもExif入らなくても買う人がいるのではないかなあ、とも思います。
が、ショーというのは直接意見をいう場でもあり「言うのはただ」というか「ダメ元」で自分の思っていることは言ってみるものです。日本人特に関東人はこの「ダメ元でいってみる」という思想がほぼ無い(関西の人には割りとある)ですが、アメリカのショーなんかはフランクに自分の意見をいう場です。
P2020812
絞り目盛のための白ドットのあるところは実はリングになっています。写真ではみづらいですが白ドットに対して左右90度(真横)にギザギザがついています。ここを指で持って、ちょっと前へリングをせり出させるとリングが回せるようになるので180度回します。すると黄色ドットが来ます。この状態が、絞りリングが1/2段ごとに「カクカクしない」でなめらかに静かに回る(ビデオ用)モード。なるほど!という作りでした。これは去年の17.5mmから既に実装されいている構造ですが私は全然いじったことがありませんでした。「裏についている黄色いドットって何?」と聞いてわかりました。
昔、キヤノンのFDレンズのマクロレンズでは裏側(鏡筒の180度反対側)にも目盛が刻んでありました。これはLife size adapter(接写リング)を使うとレンズが180度上下反対に取り付き、接写リングを使った際の被写界深度&倍率の目盛になるのです。そういう実例が過去にあったのでこの「裏に黄色いドット」も何かそんなものかな?と思ってしまいました。
P2020813
P2020814
タムロン 14-150mm F3.5-5.8 Di III VC
P2020816
P2020817
マルミ フィルター EXUS シリーズ
去年のCP+で既に参考展示されていて、当時年内には発売というようなことを言っていた製品。帯電防止処理の量産性で手こずったというお話し。私が期待していたのはC PLフィルターの方でした。
去年(そして今回も)の話では
  • ねじ込みがしやすい処理(これはネジ部分がテフロン加工されているそうです)とか
  • 偏光フィルターの回転の感触を某社のようにザラザラにしないとか(実際すばらしい、いい感じでした。中にグリスが入っているそうで、こんな小さなところでグリスが滲まずにそういう加工処理をしてあることに素人としては感心しました)
  • 回転位置を見るためのマーク(△)も見やすいですし
  • 枠も筒型(某社は樽型に膨らんでいるので実際に指が当たる幅は枠の高さのごく一部でつかめたのかどうかがわかりづらく、間違って土台ごと回してしまいフィルターがネジから外れてしまうことがしょっちゅうあります)ですし
なんで去年に予定通り出してくれなかったんだ、と(笑)。もちろん大きなウリは「明るい」点ですし。わざわざ買い換えるのはちょっと高いですが…、ケンコーのZetaのC PLフィルターは明るさ以外の部分、つまりメカ的には非常に感触が悪いので、ぜひ買い換えたいと思わせる商品です。
春には発売といっていましたが、さくらの撮影に間に合うかどうか(笑)。しかし夏〜秋の風景撮影には確実に間に合いそうです。
P2020818
ベルボン V4アームの三脚部分をカーボン製にした製品。
雲台取り付け部分がL字型になったのもポイント
V4アーム単体商品は現状のままのため、このL字のアダプターがついていません。現状ではL字アダプターの単売するかどうかは未検討。ということで「アンケートをやっていますので、そこにも書いていただけると」と言われたのでアンケートに書いて来ました。今のV4アームでは雲台がストレートで付くためアームを斜め下にした場合、雲台のアーム側がアームにぶつかるため、カメラを水平にできずカメラが前のめりの状態になってしまいます。これでは低い位置の被写体を水平で撮影出来ません(斜め上からしか撮れない)。
P2020819
P2020821
P2020822
シグマ 60mm F2.8 DN (ARTライン)
P2020823
Samyang 7.5mm F/3.5 Fisheye 撮影F/8.0
P2020826
Samyang 7.5mm F/3.5 Fisheye 撮影F/3.5
P2020824
Samyang 7.5mm F/3.5 Fisheye 撮影F/8.0
サムヤン(Samyang)の7.5mm魚眼レンズは既に発売されています(確か去年のCP+で、参考出品だったような)が、ちょっと興味があったので「自分のカメラにつけてもいいですか?」と聞いた所快諾を頂いたので撮影してみました。
電子接点無しなのでMF、手動絞り、手ぶれ補正無しですが、オリンパス E-M5 のボディー内手ぶれ補正を手動で8mm(7.5という設定値はない)にすれば、手ぶれ補正もバッチリ。拡大モードを使ってピント合わせしての撮影も意外とピントの山もつかみやすく楽でした。そもそもF/8.0にするとほとんどパンフォーカス状態でした。
最初の二枚では、手前にあるオリンパス PEN の右隣のレンズのフードの先端にピントを合わせています。最後の写真ではSamyangの看板の字にピントを合わせています。画面の下端の左に私のえんじ色のセータの腕、右にはレンズを支えた左手の指がちょっと写っています。魚眼だとここまで広く写ってしまうとは。
P2020839
パナソニック 150mm/F2.8
ガラスは入っていなく鏡筒部分の刻印もレタリング
P2020840
パナソニック 42.5mm/F1.2
ガラスは入っていなく鏡筒部分の刻印もレタリング
パナソニックの参考出品は、大きさの比較として20mm/F1.7を手前に置いてみました。150mmがさすがに太いと感じました。

最後はちょっとコンパニオンさん。
P2020815
エプソン
P2020847 - Version 2
P2020850 - Version 2
P2020852
P2020860
パナソニック
帰路、パシフィコ横浜を出て空中廊下の途中で、国立大ホール越しの横浜ベイブリッジ:
P2020863

続き <CP+ 2013 続き>

0 件のコメント:

コメントを投稿