2015年12月16日水曜日

LUMIXでフォト散歩 @フジヤカメラ

福山ミラン

12月12日(土)にフジヤカメラで「LUMIXでフォト散歩」(Internet Archive)に参加しました。

モデルは福山ミランさん。

パナソニック LUMIX DMC-GX8とLUMIXレンズを貸し出してくれて、フジヤカメラの担当店員の方の案内でフジヤカメラの周辺を歩いて、GX8とレンズを試せる企画。

同時開催はフジヤカメラのいつものイベントスペースで「タッチ&トライ」

各回、満員にはなっていなかったようで、私の回の時も「フジヤカメラに来てみたら何かやっているけど、飛び入りでレンズ試せる?」と言って加わった人もいました。

IMG_5403

LUMIXレンズの特徴説明

まず最初にイベントスペースでLUMIXレンズの特徴の説明を受けました。

会場にはパナソニックの山形工場でのレンズ製造の様子のビデオが流れていました。

非球面レンズ技術が高い!

非球面レンズ技術が高い!
超高精度3次元測定装置「UA3P」⇒1万分の1㎜の精度まで見分けられる機械曲面の高精度測定は難しい技術だがこれを自社開発。
この開発が飛躍的に高精度非球面レンズの開発を進歩させた。
30年前から取り組んでいる非球面レンズ制作秘話は本として出版されるほど!
非球面モールドレンズに挑む!―歴史を変えたパナソニックの技術者たち (B&Tブックス)

パナソニック非球面レンズは高品位!

パナソニック非球面レンズは高品位!
高品質非球面採用でボケ味が違う!
鱗?の様なボケ味
非球面レンズに加工ムラがある

ナノサーフェスコーティング

ナノサーフェスコーティング
一番の違いはナノサーフェスはマルチコートでは除去できない(可視光領域の低周波・高周波領域 380nm 〜 450nm / 650nm 〜 780nm)領域もほぼ光線反射を除去できるものです
逆光、強い光が入るシーンでの画質低下の原因を約7倍低減

高速AF

高速AF
センサー駆動とは?
画像を1秒間に何枚見られるかの速さ

コントラストAFは、右図のようにAF用レンズを動かしながら、コントラストの山の頂点を探す。

画像を見に行く間隔が速ければ速いほど、頂点を通りすぎたときにすぐバックできるので、AFの速度が早くなる。

AF駆動速度対応ボディ対応レンズ
240fps GH3 GX7 GM1 GM5 GM1s G7* GX8* GH4*
*はDFD搭載
  • 12-35㎜ F2.8
  • 15㎜ F1.7
  • 12-32㎜ F3.5-5.6
  • 25㎜ F1.7
  • 35-100㎜ F2.8
  • 30㎜ F2.8
  • 35-100㎜ F3.5-5.6
  • 42.5㎜ F1.2
  • 14-140㎜ F3.5-5.6
  • 42.5㎜ F1.7

4Kフォト、フォーカスセレクト

最後に4Kフォトとフォーカスセレクトについての説明とともに、GX8が渡されて設定オンの仕方とFnキーの割当について説明を受け、少しの間操作してみました。

そして出発。

フォト散歩風景

福山ミラン 福山ミラン 福山ミラン 福山ミラン

自前のGX8も使用可でした。持参したオリンパス機を使った人もいたようです。

私はLUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.を借りました。

フジヤカメラを出て駅から離れる方へ少し行ったところで横に曲がると木の小屋のようなお店(?)があり、そこで最初の撮影。

ここはちょっと顔に陰が出来てしまいましたが、カメラに早く慣れるためにもここをはじまりとしてという感じでした。

この路地を曲がってあとは道なりに神社のある公園まで。

中野は商店街と住宅街がうまくミックスしていて、意外と撮影ポイントがあるなあと驚きました。

写真

スナップ

P1010973 P1010997 P1010999

植物

P1010975 P1010984 P1010986 P1010996 P1010998

Gレンズの42.5㎜は最短撮影距離 31㎝、最大撮影倍率 0.2倍(35㎜判換算 0.4倍)なのでこんな感じに寄れて撮れました。

4Kフォト

福山ミラン

4Kフォトは慌ててしまってうまく撮れませんでした。

その前に撮影風景のスナップで撮ったこの4Kフォトが一番よくピントがあっていました。

日陰と日向を行ったり来たりするのでいいアングルの時の露出がよくありませんでした。つまり自動露出の過渡応答がどうも、割と緩慢のようです。これは動画撮影の特性を引きずっているのか、性能の限界なのか。

あとアップではブランコの鎖が顔を横切る前後でそっちにピントが合ってしまい(この応答はすごく速い)、そこらへんの構図が全部(拡大してみると)ピンぼけになり私の欲しかった構図が全滅でした。構図を決めてMFで置きピンで撮るべきだったのでしょう。

フォーカスセレクト

福山ミラン P1020018

フォーカスセレクトは機能はわかっていたのですが、実際にどんなときに便利なのかピンと来ていませんでした。

しかしフジヤカメラの担当の人から「ここで撮ってみてください」と言われて撮ったのが神社のシーン。

モデルさんのケースでは(例えば)目にピントが合っている写真を撮るのに、何枚か撮っておいて後から選ぶというやり方を一括(自動)でやっています。

構図を決めて、撮って、再生画面から目の位置をタッチするとそこにピントが合っている一枚(正確には4Kフォト動画の中の一フレーム)が出てきます。ここで拡大モードに入れるので、拡大すると微調整のバーが出てきますので、バーを前後させて瞳にピッタリ ピントが合っているところを探して、そこで「切り出し」のボタンを押してJPEGを一枚得ます。

この微調整画面ではフォーカスピーキングが効かせられます。なので背面モニターやLVFでの狭い画面でもかなり的確にピントがつかめました。

ここらへんはパナソニックのサイトにも一応載っているのですが、これじゃ全然伝わりません。実際に使い方を教えられて操作してみてワークフローを体感すれば「なるほど」と思うよく練られたUIなのですが…。

このモデルさんの撮影のユースケースでは「それは『顔・瞳認識AF』モードでやれば一発じゃないのか?」と言えばそうです。GX8の「顔・瞳認識AF」の精度はすごく良く、被写体ブレ、手ブレさえしなければ、レリーズを押せば完璧に瞳にピント合わせしてくれます。

次ののぼりの例では、このように奥行きがあるシーンでどこにピントを合わせるのが一番伝わるのか…と言う時にフォーカスセレクトで一気に撮ってしまいます。

撮ってから画面をみながらどこにピントを合わせたものが映えるか選びます。この写真の場合私は真ん中にピントが合っている写真と、少し右横にピントが合っているこの写真の二つを切り出して、この一枚を選びました。

ここでも「微調整」を使って幟の一枚一枚どころかそのなかの字のどの位置を選ぶか、という決定のしかたが出来ます。

もちろんこれも「構図を決められない人があとから何をしても価値はない」と言えばその通りでしょう。

フォーカスセレクトは4Kフォト(4K動画)を49点(全面)AFで撮っていく実装です。「フォーカスブラケットで連写」と言う言い方も出来ます。ですからこのモードにするとファインダーにAFポイントが出ません。カメラを構えた時ついAFポイント枠を探してしまいます。

従って構図だけ決めてシャッターボタンを約2秒間押し続けるとフォーカスセレクトの写真(動画)が撮れます。撮影中はファインダーには瞬間瞬間にフォーカスを合わせているAFポイントの緑の枠が次々に現れて消えていきます。

4Kフォトもフォーカスセレクトも、4Kで撮影しているのでGX8の場合画角が変わります。より望遠寄りになります。4Kフォトの場合は動きものなので望遠寄りになるのはどちらかというと便利かもしれません。私が奈良で「鹿寄せ」を撮った際は助かりました。フォーカスセレクトの場合もマクロ撮影だと撮影倍率が上がるのはどちらかというと好ましい方向ではないでしょうか。

特典

IMG_5404

フジヤカメラに戻ってきたら、簡単なアンケートに答えて

  • フジヤカメラのクーポン券
  • パナソニックロゴ入りボールペン、タッチパネル用スタイラスペン機能付き
  • UNのマイクロフォーサーズ用Wリアキャップ風リアレンズキャプ

をいただきました。

特にダブルリアキャプはありがたい。

P1020024

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