に京都の河原町の建仁寺へ写真を撮りに行きました。前日「LUMIX CLUB フォトスクール 「LUMIX一眼こだわりの使いこなし術『街スナップ撮影編』」を森脇章彦先生で受けましたが、翌日先生が個人的に何人かに建仁寺でピンポイントにさらに撮影のポイントを教えて下さいました。
当日、朝が弱い私はみごとに2時間ほど遅刻。これでランチの予定が狂ってしまいました。撮影も予定が狂ったか…と思っていましたが、後からわかったのは一番のポイントは日が傾いた夕方の陰の出方ということがわかり、昼間の日の高いときはそれほど目的ではなかったのでややほっとしました。
前日雨が降っていたこともあり、すっきりとは晴れず光線が弱くて影がはっきり出ませんでした。
今まで私はこういう庭を見た時には燦々と陽が射している、暑そうな光景が大好きだったのですが、写真というのは何を評価しているのか、が実体験としてやっと少しわかりました。
森脇先生は、お寺の中を時計も見ないで秒単位で動いていて「そろそろ庭に影が出る」とか「この間にあっちの庭を撮りに行っておく」と言うので呆気にとられて追いかけていくので精一杯でした。
いつも思うのですが、同じカメラで同じ場所に立っているのになぜ同じ写真が撮れないのか?(笑)この窓からのぞく庭の写真がなぜか同じにならないのでした。この写真だとただ穴から覗いてるだけという感じ…
建仁寺といえば国宝の「風神雷神図」です。
お寺に入って順路に従って歩くと最初に出てくるのがこの部屋です。が先生は「そんなのは後」と言って、先に挙げた写真を撮って回ったのでした。
外の写真を撮って回った最後にここへ来たのですが「ここは人工光だから、何時に撮っても変わらない。刻々と変化する自然光の庭を撮らなかったら意味が無い」と言われて意味がよくわかりました。
ここは、明るいレンズで絞り開放、なるべく高速シャッターで撮ろうと思うわけですが、先生の写真をみると艶が違う。「暗いところを明るいレンズで短い露光時間(=速いシャッター速度)で撮るとセンサーは色にむらが出る。なるべくスローシャッターで撮ること」と言われて思い当たることがありました。ISO感度を変えると色が変わることがあります。
センサーのフォトダイオードの変換効率に光の強度(光子の量)が関係するというのはアリセンです。暗いところと明るいところで特性が直線でない(例えば、よくある「寝たS字カーブ」)ということはありがちです。センサーの光の入力に対する電荷の直線性のグラフとか、素子のスペックシートとかをみてみたいと思うのです。
双龍図ではGX8の手ブレ補正の限界に挑戦。ここは柵があるので片手でカメラを柵から少し出して撮るのですが、私はどうしても手が震えてしまい1/15秒くらいが限界でした。
ところで、この双龍図は森脇先生のGX8のデモで時々でてきました。
国宝がある京都のお寺ということで、当然一眼レフに大きな(明るい)レンズのカメラを下げたハイアマらしい人数人に遭遇しました。先生の「だめ。光来てないから、ちょっとあっちで他の撮ろう」とか言われてぞろぞろ歩いて行く私達のカメラをその人たちが「ガン見」して「LUMIX…?LUMIX?!」と首を傾げているような気がしました(笑)。
建仁寺を出てまっすぐ歩くと途中にLeicaショップがありました。
0 件のコメント:
コメントを投稿