11月30日(日)に紅葉のはじまった新宿御苑へ、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを持ちだしてみました。
といいつつ冒頭の写真は月。帰りに新宿ビックカメラの前で、テレコンを付けて手持ちで撮ったもの。撮って出しです(JPEGのまま露出だけ調節)。オリンパスの場合、月を撮るのに、スポット測光SHかスポット測光HIを使ってそこからEV補正を何段かかけると露出が安定して決まります。
シグマ APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSMが単焦点ですが焦点距離が同じなのでこれと撮り比べてみました。
マクロ
マクロレンズではないオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROでいきなり、マクロ的使い方を比べますが、シグマの150mmマクロと私は差がわかりません。
花全体を大きく撮るという使い方なら、40-150mmで十分マクロレンズとして使えてしまうという感じです。150mmと焦点距離が長いので手ぶれしやすくなりますが、オリンパスのボディー内手ぶれ補正だとよく抑えてくれています。今回の写真は全部手持ち撮影、一脚も使っていません。曇り気味で冬の午後遅くだったのでシャッタースピードも遅めです。
ここでは、シグマの方が少しボケています。解像度の差にしては大きすぎる感じです。もみじが風で揺れていました。どうやらAFの速さの差のようです。シグマは超音波モーターですが設計が古いです。そこで揺れているものに対してのフォーカス速度の差がピンぼけとして出ているのではないか、と思います。
E-M1の位相差AFの性能の問題も絡むかもしれません。使っていて、揺れているもみじに対してシグマではピントが間違うことが多くシャッターを切るのに手間取りました。オリンパス40-150mmはスパッと合焦しました。
二組の内、前者の写真ではオリンパス40-150mmの方が中央のピントを合わせたもみじのコントラストが高い感じですが、こちらのほうがたまたま雲が晴れて日が指していたかもしれません。
遠景
遠景では、オリンパス40-150mmの方がコントラストがあって、しゃっきりしている感じです。
二組の内の前者は新宿御苑ではなく家の近くで撮ったものですが、オリンパスの方がガラスの青色が濃い。等倍で見た時ガラス窓の向こう側にあるブラインドらしいものの解像度は私には差がわかりませんでしたが、コントラスト感というか、カチンとくっきり写る(ビルだからそれが正しい)のはオリンパス。
水平垂直が全然取れてなくてすいません。傾きを修正すると、画質に影響するかもしれないので傾いたままにしました。
テレコン
遠景
シグマが少しボケているのは手ぶれか、解像度か。同様にテレコン付きでも手ぶれか、解像度か。焦点距離が長くなっているのでより手ぶれしやすくなっているので手ぶれの可能性はあります。
マクロ
これは、失敗撮影でした。何を考えていたのか、オリンパス40-150mmとシグマ150mmで絞りを違えてしまいました。
絞りの違いはありますが、テレコン付きの場合もかなりオリンパスは健闘していると思います。はじめから、がっちりマクロを撮る予定(特に等倍を)でもないなら、40-150mmでとっさのテレマクロまで、画質の妥協がほとんどなく出来るので断然汎用性が高いです。
シグマとオリンパスは持った感じは両者重さもほぼ同じ(カタログはシグマ版のデータしかないのと三脚座付きの重さかどうかが不明)、フィルター径も同じ、 レンズの大きさもそっくり(全長については、シグマはフォーサーズ・マウントアダプター分長くなるため40-150mmとほぼ同じになる)でした。
一方AFはオリンパスがさすがに高速。防塵防滴、テレコンあり(シグマもテレコンがありますが、なんとフォーサーズ用だけ企画されていません)。
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