10月31日(金)に文京区の弥生美術館へ「タカニ・アートワークス ~鋼(はがね)の超絶技巧画報~ 髙荷義之展」(魚拓)をみにいきました。
- プラモ箱絵の第一人者 弥生美術館で高荷義之展 - 産経ニュース (魚拓1、魚拓2、魚拓3)
- 「プラモデル箱絵」、超絶技巧の画材は「小学校用の絵の具」だった!…第一人者、高荷義之さん絵を語る - 産経ニュース (Internet Archive)
プラモデルのボックスアート(箱絵)といえば小松崎茂が有名ですが、この高荷義之は小松崎茂の弟子を経て独立。
作品は、戦車、戦闘機などから、ザブングルやマクロスなどの「ガンプラ」系、SFや架空戦記などの文庫本の挿絵、雑誌「丸」などのムック本の図解イラスト、ロボットもののゲーム箱絵などなど多岐にわたり、メカモノイラストの時代の先端を走って行く様子がわかるようになっています。
同時に、掲載したプラモデルメーカーの社歴の解説や、挿絵の元のアニメの解説なども要領を得ていてプラモ史、アニメ史との関係も理解でき、博物館のようなアプローチがなされています。
ボックスアートだけなら、ホビーショー時期のタミヤ本社オープンハウスでも(タミヤ製品に限りますが)多数みることが出来ますが、解説と体系の質で今回の弥生美術館の展示は凌駕しています。
根津駅から、東京らしい急な坂を少し登って東大のすぐ前が弥生美術館。
少年の時に魅了された挿絵画家「高畠華宵」を弁護士になって上京した後に、老人ホームに発見。 なんと自宅に招いて最後を看取る。そののちこの高畠華宵の絵を飾る目的で自宅となりに弥生美術館を建てるという、マニアの王道を貫いた感動的なストーリーは、弥生美術館と隣の竹下夢二美術館を繋ぐ二階の渡り廊下に解説されています。 ぜひこれも一読されることをお勧めします。
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