2013年9月13日(金)、14日(土)とオリンパスの「OLYMPUS Photo Festa 2013 新製品体感フェア2013」(魚拓)が秋葉原のベルサール秋葉原で行われました。
カメラは15台くらい用意され、レンズもマイクロフォーサーズ、フォーサーズの(おそらく)全レンズが用意されていてリクエストすると付けて試すことが可能でした。カメラは最終版firmwareらしかったです。自分でSDカードをもってくると、挿入して写真データを持ち帰ることもOKでした。
私は休日である土曜に行ってきました。午前に所用を片付けた足でそのまま秋葉原へいったのですが、私は10時始まりと勘違いをしていて、開場より1時間遅れて着くと思っていました。が、実際は11時開場だったため、開場の少し前に到着。しかも
本日のPhotoFesta2013東京秋葉原会場は、予定を10分前倒しして開場します。 ( #olympuslive live at http://t.co/UYe8tS84QF)
— olympuslive (@olympuslive) September 14, 2013
ということで、開場とほぼ同時にベルサール秋葉原に到着しました。
「受付」があり、ここでカタログをくれました。すると係の人が「こちらへ」と案内。言われるままに向かうと、E-M1タッチ&トライの行列の最後尾。これは大混雑か…と思いましたが、15台くらい用意されていたためiPhoneでネットをみて時間をつぶしていると20分くらいで順番がまわってきました。午後1時ごろには行列もなくなっていました。
コンパニオンの人が「飴はいかがですか?」と来たり、係の人が列の最後尾に直射日光が当たるので列の向きを変えてくれたりと、メーカーの製品発表会とは思えない気の使いよう。
E-M1をいじるのは10分と掲示されていましたが、実際はそこまで厳密ではありませんでした。
撮影体験
10分までと掲示されていてすっかり舞い上がってしまい、Fは5.6だし、ISOを上げないのでSSが遅く手ぶれしているなどひどい写真ですが、色合いとかを参考にしてもらえれば、と思います。
E-M1のウリである4/3レンズを像面位相差AFで位相差AFする、その速度を見たかったので自分が所有しているZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro、ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroを棚から出してもらい試してみました。 十分満足出来る速さ。12-60mmではC-AF+TRも効きました。どこまで追従性があるかは会場のMBXのアクロバットを撮ってみただけではピンと来ませんでしたが。
C-AF+TRのときはAFターゲットは全面にしておくのがポイントだそうです(そうでないと一度ターゲットから外れてしまうと追跡しなくなってしまう)。 これは4/3に限ってのことではなくm4/3にも共通する設定ポイント(E-M5などでも同様)。
グリップが非常ににぎりやすく安定感があり、レリーズを押す人指し指が完全にフリーに出来、レリーズを押すことだけに専念出来ます。持った感じは重さも大きさもE-M5と違わないと錯覚する取り回しのよさがありました。
ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDを付けた感じもコンパクトに感じ、マウントアダプターMMF-3の剛性感も十分でした。同じ組み合わせでもE-M5だとマウントアダプターがしなるような気がしますので、マウントアダプターが華奢なのではなくボディーの剛性感の差なのではないかな、と思いました。
外観
UI
メニュー関連のUIは直前のOM-D、PENシリーズと基本同じ。ということでUIのひどさは相変わらずです。ちょっと挙げるだけでも
- アイセンサーが働くと設定モードから抜けてしまう(ファインダーの前をストラップや手/指が横切ると。あるいは設定途中でEVFを覗いて設定を継続しようとすると)
- スナップショットフォーカスになっているとただ「合焦マークが点かない(AFしない)」だけでスナップショットフォーカスがオンになっていると教えてくれない。ザックの中やレンズを装着する時フォーカスリングがずれてしまい不意にスナップショットフォーカスに入ることが時々ある。またスナップショットフォーカスにしたのを忘れていることがある
- 設定メニューの最後の位置を覚えない(これを覚えているだけでもずいぶん使いやすい印象になるはず)
- Fn2の「マルチファンクション」に使いものになる項目が「拡大モード」しかなく意味が無い。パナソニックのQ.menuのようにカスタマイズしたい
- 「1、2」の切り替えレバーでFnボタンの「裏、表」になぜしない。全然関係のない機能への切り替えはUIとしてひどい。前後ダイヤルでAWB、ISOが変えられるのは意味が無い。その二つは別途キーが割り当てられているのだから
などあり、説明員の方にもお話させていただきました。というかこういう件はいたるところでいろんな人が言っているのですが(特に2chのようないつでも参照出来る場所で)。 アンケートメールでも書いたことがあったと思います。
ひどいものはひどい。あるべきでないものはあるべきではないのです。これが「画作り」や「レンズ設計」だったら、オリンパスは絶対に妥協しないし、絶えず「最高とはなにか?」と追求しているはずです。 UIも同じです。UIは「おまけではない」ではなく、デジタルコントロール機器ではある意味本質的部分です。
オリンパスにはUIの改良について期待したいです。
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